Google Discoverという言葉を聞いたことがありますか?
Googleに関する何かであることはわかるものの、詳しくは知らないという人もいるかもしれません。
今回はGoogle Discoverとは何なのか、表示される仕組みや対策方法、SEOへの影響などについて順に見ていきます。
Google Discoverについて知識を得て、サイト運営に役立ててみましょう。
Contents
Google Discoverとは?その仕組みについて
Google Discoverとは、ユーザーの興味や関心に基づいてGoogle側が自動的にコンテンツを表示してくれる機能です。
よって、検索結果に表示されるものではなく、ユーザーが検索せずとも情報が表示されるところが特徴となっています。
GoogleアプリやAndroid端末からGoogleにアクセスすることで表示されます。
直近1~2週間で公開されたコンテンツが表示されることが多く、表示されるコンテンツに関して制限や実装は必要ありません。
ウェブ上に公開されているすべてのコンテンツが、Google Discoverの対象となります。
Google Discoverでは、ユーザーがこれまでにGoogleで検索した内容やYouTubeの閲覧状況などをもとに興味・関心を把握し、適したコンテンツを表示させます。
ユーザーが調べた内容や関心などにより反映されるコンテンツが変わるため、一般的に表示される検索結果一覧とは異なります。
Google Discoverの表示頻度は変動する?
Google Discoverに表示される頻度は、一定の規則や期間などを設けているためではないため変動します。
完全に把握してGoogle Discoverに表示されようとすることは難しいものの、どのようなコンテンツであれば表示される可能性が高いのかは予想することができます。
たとえば、以下のような条件を満たしているコンテンツに関しては、Google Discoverに表示される頻度が高くなる傾向にあります。
- 高品質なコンテンツを定期的に更新している
- 高画質でサイズが大きい画像を使用している
どのような記事がGoogle Discoverに表示されやすい?
Google Discoverについて、また表示のされ方について解説してきましたが、実際にはどのような記事が表示されやすいのでしょうか?
ここでは、Google Discoverで表示されやすい記事の特徴について見ていきます。
Google Discoverの対象となる記事について
Google Discoverは、以下の基準を満たしている記事であれば自動的に対象コンテンツに該当します。
- Googleにインデックス登録されている
- コンテンツポリシーを満たしている
記事がこの2つの条件を満たしていれば、Google Discoverの対象となるのです。
記事だけでなく動画コンテンツやストーリー型のコンテンツも表示されるようになっています。
Google Discoverに表示される記事は何をもって決まるのか
Google Discoverに表示されやすい記事を理解したところで、何をもって表示される記事が決まるのかも見ていきます。
Googleは、以下の情報をもとにGoogle Discoverに掲載するコンテンツを選定しています。
- デバイスのアプリ情報
- デバイスの連絡先情報
- ロケーション履歴
- 現在地の設定
それぞれ、設定の箇所でオンとオフの切り替えが可能となっているため、確認してみましょう。
ユーザーが何を思いどのようなことを検索しているのかといった点をリサーチしたうえで、その人に適した情報をGoogle Discoverに表示するようにしているのです。
Google Discoverの対策方法
Google Discoverに自サイトのコンテンツが表示されると、関心を持ったユーザーがサイトに訪れるようになります。
サイトの注目度を高めるためにも、Google Discoverの機能は知っておきたいです。
では、Google Discoverに表示されるコンテンツを目指すためには、どのような対策を取ると良いのでしょうか?
Google Discoverの対策方法について考えていきます。
ユーザーの興味や関心に合わせて高品質なコンテンツを作る
Google Discoverに表示されるコンテンツを目指すためには、ユーザーの興味や関心に合わせて高品質なコンテンツを作成することが何よりも重要です。
ただ一方的に情報を発信するのではなく、キーワードをもとに記事のテーマや構成を慎重に考えてみましょう。
ユーザーに有益な情報を提示すること、真実を伝えることが重要です。
ページがインデックスされているかを確認
高品質なコンテンツを作成することを意識しつつ、ページがGoogleに認識されているかを確認しておく必要があります。
Google Discoverに表示されるためには、ページがGoogleにインデックスされていることが条件となるからです。
ページがインデックスされているかどうかを調べる際には、Googleサーチコンソールを活用すると良いでしょう。
インデックスされていると、「URLはすでに登録されています」と表示されます。
「URLがGoogleに登録されていません」と表示された場合は、「インデックス登録をリクエスト」を実施してGoogleにインデックスしてもらうようにしましょう。
Google DiscoverはSEOに影響がある?
ユーザーの関心などに基づいて表示されるGoogle Discoverは、SEOにも影響があるのでしょうか?
Google DiscoverはSEOに大きく関係している
ウェブコンテンツにおいては、SEO対策を行ないコンテンツの質を高めていくことで、Google Discoverに掲載されやすくなります。
Google Discoverでは、インデックスされたコンテンツのなかからよりユーザーが関心を持つような高品質なコンテンツを優先的に表示しています。
Google Discoverにコンテンツが表示され、そこから多くのユーザーがサイトに訪れるようになると、サイト自体のユーザーエンゲージメントを高めることができます。
Google Discoverからサイトへのアクセスが期待できる
Google Discoverに表示されているコンテンツをクリックしたユーザーは、サイト内の他のページを閲覧する可能性があるでしょう。
サイト内を回遊し、他の記事に関心を抱くことがあります。
その結果、自身のコンテンツが共有され、被リンクなどのSEO効果を期待できるようになるのです。
Google Discoverからサイトへ訪れるユーザーがどれくらいいるのかを確認するためには、Googleサーチコンソールを利用してみましょう。
GoogleサーチコンソールのDiscoverパフォーマンスの箇所から、トラフィックデータを確認することができます。
- プロパティのクリック率
- インプレッション数
- 平均クリック率
このような状況を調べることができるため、ユーザーがどこからサイトに訪れ、どれくらいクリックされているかを知ることが可能です。
Google Discoverに表示されるために実践したいSEO対策
Google Discoverは、SEO効果にも影響を及ぼす存在であることが分かりました。
Google Discoverへの表示を意識するだけでなく、サイトへの流入を促すためにもSEO対策も合わせて進めていきましょう。
SEO対策という観点から、Google Discoverに表示されるためにすべきことをまとめました。
どのキーワードでGoogle Discover表示を狙うかを決める
Google DiscoverからサイトのSEO効果を高めるためには、どのキーワードをもってGoogle Discoverに表示されるのかを決めておく必要があります。
キーワードを選ぶときは、検索ボリューム数とトレンドの2点に注目してみましょう。
検索ボリューム数
検索ボリューム数が多いということは、そのキーワードに関してユーザーが関心を持っている証拠です。
そのようなキーワードをもとに作られたコンテンツがGoogle Discoverに表示されれば、サイトを訪れるユーザーも多いでしょう。
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トレンド
トレンドもキーワードを選ぶときに欠かせないポイントです。
予測するのが難しいトレンドですが、季節性のあるものや流行りのものを持ってくるとユーザーの関心や興味に引っかかるようになるでしょう。
選定したキーワードで質の高いコンテンツを作成する
キーワードの選定が完了したら、質の高いコンテンツを作ることを意識していきましょう。
ユーザーがどのような目的でキーワードを検索しているのかを理解しながら、ユーザーの悩みを解決できるような内容に仕上げていくことが大切です。
Google Discoverでは、表示されている内容に対してユーザーが興味がないと判断すると、自身で表示させない設定にすることが可能です。
ユーザーに関心を持たせるためにも、選定したキーワードに沿って的確な内容で記事を作成しましょう。
SNSを利用して外部からのアクセスを集める
サイトは、立ち上げてすぐには多くのユーザーが集まるといった状態にはなりません。
キーワードの選定やコンテンツの質などにこだわって作成していくなかで、少しずつユーザーの目に留まるようになります。
少しでも早くユーザーにサイトについて知ってもらいたい、Google Discoverに表示されるような注目を集めるコンテンツを目指したいと考えるときは、SNSを利用する方法がおすすめです。
多くのユーザーが気になるキーワードに関しては、SNSで検索されることが多いです。
SNS上で記事を見つけてもらうことで、検索サイトには表示されていなくてもアクセスを集めることができます。
SNSで注目され、サイトに集まるユーザーが増えてくると、Googleからも質の高いコンテンツであるとみなされ、評価されやすくなるのです。
Google Discoverの表示を狙う際は、SEO対策と合わせてSNSも活用していきましょう。
Google Discoverに表示されているか確認する方法とは
Google Discoverにページの情報が掲載されるよう対策を取った後は、きちんと反映されているのかどうかを確認したいところです。
さっそく、Google Discoverに表示されているか確認する方法を見ていきましょう。
興味関心の箇所をチェックする
ユーザーの興味や関心に基づいて表示されているのが、Google Discoverです。
そこで、自身の興味や関心がどのように分類されているのかを調べてみます。
以下の手順で、興味関心の箇所を確認してみてください。
- Googleの検索結果画面の右下「その他」をタップする
- 興味関心を選択する
- 自身の興味関心が表示される
3つの簡単なステップで、自身の興味関心を調べることができます。
普段から検索することの多い内容や閲覧しているページに合わせて、興味関心が表示される仕組みになっています。
自身の興味関心を確認したうえで、コンテンツ作成を意識していくと、よりテーマやキーワードに沿ったユーザーをイメージしやすいです。
Googleアナリティクスから調べる
直接的にGoogle Discoverに表示されている記事を調べる方法ではないものの、Googleアナリティクスを利用して、ページごとの流入元を調べることが可能です。
以下の方法で調べることができます。
- 行動のサイトコンテンツのところからすべてのページをクリックする
- 必要があれば調べたい期間を設定
- セカンダリディメンションを「参照元/メディア」に設定
- 検索窓にスラッシュ以降のURLを入れて検索
- 参照元を確認
Googleの検索画面を利用して調べる方法と合わせて、Googleアナリティクスを使った方法も試してみてください。
価値のないページはユーザーに除外されてしまうことがある
ユーザーの興味関心に沿った内容がGoogle Discoverに表示されることで、コンテンツがユーザーの目に留まるようになります。
一方で、価値のないページがGoogle Discoverに表示されている場合、ユーザーによって除外されてしまう可能性があるので注意しましょう。
表示された内容に対して関心がないと感じたとき、ユーザーは興味がないとGoogleに通知することができます。
さらに、特定のサイトに関する情報を表示させないと指定することができるのです。
必要のないコンテンツと判断されると除外される可能性があるため、日ごろから高品質なコンテンツを作成する必要があることもわかります。
Google Discoverを理解して自サイトの掲載を目指そう!
Google Discoverにコンテンツが表示されると、自サイトへの流入やサイトの注目度を高めることができます。
ユーザーにとっては、自身が求める情報が受動で手に入るため検索する手間なくウェブを利用することができるでしょう。
GoogleがどのようにGoogle Discoverに表示させるコンテンツを選んでいるのかを理解することで、コンテンツの重要性、ユーザーが関心を持っている内容についても知ることができます。
Google Discoverの仕組みを知り、自サイトのコンテンツが表示されるよう対策を始めてみましょう。