引用タグ(blockquote)とは?SEOとの関係性から種類と使い方について解説

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引用タグ(blockquote)とは?SEOとの関係性から種類と使い方について解説

「引用タグって何?」

「引用タグってSEOと関係があるの?」

「引用タグの使い方がよくわからない」

このような疑問をお持ちの人はいないでしょうか?

引用タグは、他サイトに掲載されている情報を自サイトでも掲載したいときに引用元をGoogleやユーザーに示すためのものです。

ここでは、引用タグとは何なのか、SEOとどのような関係があるのか、また引用タグの種類や使い方などについてご紹介します。

引用タグ(blockquote)とは?

引用タグを入れるwebデザイナー

引用タグ(blockquote)とは、他のサイトで掲載されている内容の一部を自身のサイトに掲載するというときに、引用元をGoogleやユーザーに示すためのタグです。

サイトによって表示方法は異なり、本文のテキストは書体を変えるなどして表示されることが多いです。

コンテンツを作成していくなかで自社が持っているデータだけでは根拠を示すことができない、他のサイトと内容が被ってしまうといった問題が出てくることがあります。

そのようなとき、他サイトに掲載されている情報を自サイトに持ってくることで、コンテンツの質を高めることができます。

引用タグ(blockquote)とSEOとの関係性

引用タグを用いると、どのサイトから引用したものかをGoogleやユーザーに正しく伝えることができます。

同時に、検索エンジンからは適切に引用元を記載しているという点から、正しくSEO評価を受けられるようになります。

引用している箇所に引用タグが使われていない場合は、前述した通りGoogleからコピーコンテンツとみなされ、ペナルティの対象となる恐れがあります。

引用タグを用いることで、SEOに直接的に効果があるわけではありません。

検索順位を上げるための施策ではなく、検索順位に係るマイナスの影響を防ぐことが引用タグを設置する理由です。

引用タグ(blockquote)の種類について

引用タグには、いくつか種類があります。

HTMLで引用している箇所を明示するために使用するタグであり、どのように引用するかによって使用する種類が変わってくるので押さえておきましょう。

引用条件引用タグ
まとめて引用するとき<blockquote>〜</blockquote>
一部分を引用するとき<q>〜</q>
引用元を表記するときcite属性を利用する

まとめて引用するのか、一部分を引用するのかによってタグを使い分けると良いです。

引用した箇所を記録しておくため、引用元の表記ができるcite属性も利用してみましょう。

なぜ引用タグ(blockquote)は必要?

引用タグが必要な理由

引用タグとは何なのか、SEOとどのような関係があるのか見てきたなかで、改めてその必要性についてまとめてみましょう。

引用タグは、以下のような理由により使うべきであるとされています。

  • ペナルティの回避
  • SEO対策の一環
  • Webにおけるマナーとして

ペナルティの回避

Googleからはコピーコンテンツとして判断される可能性が高いため、そのリスクを防ぐために利用できるタグが引用タグです。

Googleからペナルティを受けると検索順位にも大きな影響が及ぶため、SEO効果も半減してしまいます。

検索エンジンに引用部分を示すことで、コピーコンテンツであると判断される事態を防ぐことができます。

SEO対策の一環

引用タグを正しく設置するとクローラーが引用している部分を認識でき、コンテンツの質を適切に判断してもらうことができます。

引用タグの種類や使い方を押さえたうえで実践することで、Googleから正しく評価されるようになるため、一つひとつ確認しておくことが大切です。

Webにおけるマナーとして

引用タグを使って引用箇所を記載することは、ウェブの世界におけるマナーの一つです。

ユーザーのためにも他サイトから引用を行なう際は、正しくタグを設定し、ページのリンクまで貼っておくことをおすすめします。

読者にとっても、どこのサイトを参考にしているのかわかり、納得した上でコンテンツを読み進めていくことができます。

引用タグ(blockquote)の使い方

引用タグは入力ミスのないよう、正しく設定する必要があります。

タグの種類によって使い方をまとめていくので、引用したい箇所がある際は試してみてください。

まとめて引用するとき

長い文章をまとめて引用したいときは、次の引用タグを用います。

<blockquote>〜</blockquote>

~の部分に引用したい箇所を入力して、前後を<blockquote>で囲みます。

ブラウザ上では、上下に余白ができインデントが表示されることから引用した箇所が目で見てわかるようになっています。

一部分を引用するとき

次に、他サイトのコンテンツの一部分を引用したいときのタグの種類を見ていきます。

<q>〜</q>

qタグで囲んだ部分がブラウザ上では「」で表示され、一部分を引用していることがわかるようになります。

以前は“”のダブルコーテーションで表示されていたのですが、日本語に対応させるという意味から「」での表示に変わりました。

引用元を表記する

引用するときは、引用元をきちんと明記しておく必要があります。

著作権にも関わってくるため、どこから引用したのかということを記載しておきましょう。

まとめて引用するときや一部分を引用するときなどにも使うことができるcite属性を利用して、タグの中に引用元URLを入力していきます。

この引用元はブラウザ上には表示されません。

ただ、引用元がタグの中に記録されているという点から、ウェブページの管理がしやすくなります。

まとめて引用するときや一部分を引用するときは、タグの最初の部分の直後にcite属性を記載しておくようにしましょう。

引用部分はCSSを使って見た目を工夫する

引用タグを使用すると、どの箇所が引用部分であるかわかるようになります。

その一方で、同じ書体である場合、読者は引用部分を見逃してしまう可能性があるでしょう。

そのようなときは、CSSを使って見た目の工夫をしてみる方法も有効です。

CSSで表示デザインを変えることで、よりどこの部分が引用であるかわかりやすくなり、読者も安心して目を通すことができます。

よりはっきりと引用部分を示していきたいというときは、CSSを使って引用部分の見た目を変更してみましょう。

引用タグを使用する際の注意点

引用タグを使用する際の注意点

引用タグは状況によって使い分けることで、自サイトでも正しく表示させることができます。

引用タグを使用する際の注意点がいくつかあるので、事前に確認しておきましょう。

注意点を理解した上で、引用タグを用いるようにしましょう。

他サイトから引用する際は必ず使用すること

自サイト以外の他サイトに書かれている内容を引用する際は、必ず引用タグを使うようにしましょう。

引用タグを使わずに他サイトの文章を掲載すると、Googleからコピーコンテンツとしてみなされるだけでなく無断転載扱いになって、著作者側から掲載許可を取っていない場合は削除命令を受けたり訴えられる可能性があります。

無断転載という扱いになってしまわないよう、他サイトから引用する際は必ず引用タグを使いましょう。

さらに、引用した箇所をタグで設定していくときは、cite属性も忘れないように入力しておくようにしましょう。

引用部分がメインにならないように気を付ける

コンテンツの中に数多く引用箇所を設けて引用部分が多くなると、オリジナルコンテンツではなくなってしまいます。

引用部分がメインになるようなコンテンツにならないように注意しましょう。

何割程度の引用であれば許されるという定義は明確にはないものの、オリジナルの情報をメインに参考程度に引用を用いるのが良いでしょう。

引用は、オリジナルコンテンツの根拠を裏付けたり、文章の補足を行ないたいときに活用するものです。

引用の目的を再度確認しながら、コンテンツに含めることを意識してみましょう。

引用する際のルールをあらかじめ理解しておく

ウェブ上で他サイトから引用を行なうとき、引用元に許可を取らなければならないという決まりはありません。

しかし、著作権の管理を行なっている文化庁からは、次のような注意点に気を付けながら引用をしてほしいという発表がされています。

  • 他人の著作物を引用する必要があること
  • 「」をつけるなどして、自身のコンテンツと引用部分を区別すること
  • 自身のコンテンツと引用部分との主従関係が明確になっていること(自身のコンテンツが主体となるように)
  • 引用元をきちんと記載すること

参照:文化庁

著作権者の利益を不当に害さないこと、著作物等の通常の利用を妨げないようにすることに気を付けてコンテンツを作りましょう。

状況によっては許可を取る必要がある

文化庁により著作権に関する注意事項がまとめられていることについて触れましたが、上記の項目を満たせない場合や満たしているかどうか不安に感じるときは、著作権者に許可を得るという対応を取るとよいでしょう。

無断転載により著作権者から訴えられるといった事態を避けるためにも、事前に使用許可を取っておくと安心です。

コンテンツの質を高めるために引用したいときは、条件が満たせないという段階であきらめるのではなく、使用の許可を得るという選択肢があることを知っておきましょう。

無事に許可を得ることができたら、引用タグを使って引用箇所がわかるように設定することを忘れないでください。

引用されるようなオリジナルコンテンツを作ることが大事

今回は他サイトから引用を行なう際のタグについて解説していますが、自サイトのコンテンツの質を高めて他サイトから引用されるようなオリジナルコンテンツを作ることが大事です。

引用されることで被リンクが増え、自サイトへのアクセス増加が期待できるようになります。

引用する立場だけでなく、引用される側に立てるようコンテンツの質を極めていくことも大切なのです。

正しく引用タグを使ってオリジナルコンテンツの質を高めていこう

引用タグを入れている女性

引用タグを活用すると、オリジナルコンテンツの質をより高めていくことができます。

根拠や理由がより明確になることから、コンテンツの信ぴょう性が高まり、多くの読者にとって納得のいくサイトとなるでしょう。

そのためには、正しく引用タグを使用することが大切です。

引用タグの種類や使い方を理解して、自身のコンテンツで引用を行なう際に利用してみましょう。

引用する際の注意点も押さえながらタグの設定を行なうことで、見た目にも引用箇所がわかるコンテンツが仕上がります。

コンテンツの質を高めつつ引用タグも活用しながらサイトの成長を図っていきましょう。

この記事の監修者

東京のWEBマーケティング会社「株式会社ミレニ・エイツ」の代表取締役

新家 靖樹

経営コンサルティング会社を経て、株式会社ミレニ・エイツを設立。SEO対策やMEO対策をはじめ、広告運用やSNSマーケティングなど、業種業態にあったWEBマーケティング施策にて幅広いジャンルの中小企業をご支援。スタートアップ企業をはじめ集客に悩んでいる経営者様のパートナーとして、制作から運用までサポートしており、業種問わず成果を実現。
引用タグ(blockquote)に関することなら、お気軽にご相談を。

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