Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)には多くの機能があり、自社のビジネスに応じて使いこなすことでウェブ上から集客を行なうことができます。
店舗を構えている人にとっては、一人でも多くのユーザーにお店の存在や雰囲気について知ってもらいたいと思うことでしょう。
そのようなときに活用できるのが、Googleインドアビューです。
Googleインドアビューについて、また設置するメリットや活用方法について詳しくご紹介します。
Contents
Googleインドアビューとは?
Googleには様々な機能がありますが、その一つにGoogleインドアビューと呼ばれるものがあります。
ここでは、Googleインドアビューとは何なのか、耳にすることが多いGoogleストリートビューとは何が違うのかという点について解説します。
Googleインドアビューについて
Googleインドアビューとは、ウェブ上で店内の様子をまるで自身がその場所にいるかのようにして見渡すことができるサービスです。
店舗の外側ではなく、店内の様子がわかることから、足を運ぶ前にどのようなお店なのかを知ることができます。
店舗側にとってはより詳しくユーザーに店舗の様子を知ってもらうことができるのです。
Googleストリートビューとの違い
Googleインドアビューと似た言葉に、Googleストリートビューがあります。
Googleインドアビューが店内の様子を写したものであるのに対し、Googleストリートビューは屋外の様子を撮影したものが掲載されるという点が特徴です。
2014年に「おみせフォト」だった名称が「インドアビュー」と呼ばれるようになり、その翌年にはGoogleストリートビューという名前に統合され、インドアビューのことも含まれるようになりました。
店内か外観やその周りを写しているかによって呼び方を変えていたものの、現在ではGoogleストリートビューとして、外観・内観の両方を閲覧できるようになっています。
Googleインドアビューを設置するメリット
Googleインドアビューは、設置することで様々なメリットを得ることができます。
店舗を経営している人にとって便利で活用するべきサービスとなっているので、メリットを知って利用を検討してみてください。
店内をイメージしてもらうことができる
Googleインドアビューの設定をしておくと、ユーザーが店内の様子や雰囲気をイメージしやすくなります。
公式サイトやSNSなどで調べれば画像は確認することができるでしょう。
しかし、実際の店内の雰囲気についてはパノラマ形式で見渡すことはできません。
平面の画像では、お店の広さや内装などについて詳しく知ることが難しいです。
その点、Googleインドアビューでは店内の様子を360度、より詳しくリアルにユーザーに届けることができます。
Googleの検索結果で目立つ
自店舗をより多くのユーザーに認知してもらうためには、Googleマップ上で店舗情報が表示されるかどうかが重要となります。
Googleマップで店舗情報を調べたとき、検索結果の画面でナレッジパネルの部分にインドアビューが表示されます。
地図と合わせて店内の写真が掲載されているため、ユーザーの目につきやすくクリックされやすい効果があります。
Googleマップを使って地図や店舗について調べるユーザーが増えていることから、Googleインドアビューを設置しておくと検索結果上で店舗について詳しく知ってもらうことができるのです。
来店につながりやすい
Googleインドアビューで店舗について詳しくユーザーに情報を届けることができると、来店にもつながりやすくなります。
どんな雰囲気のお店なのか気になる、入りやすくて居心地の良いお店だろうかと考えるユーザーにとって、Googleインドアビューを参考にできると安心して来店してもらえるでしょう。
初めて訪れるお店に関しては、人によっては店内の様子やどんな店員がいるか、座席の配置や自分が入店しても浮かない客層なのかなど気にすることがあります。
Googleインドアビューがあることで事前にお店についての情報を得ることができるため、店舗に行ってみようと思ってもらえる可能性が高まります。
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維持にコストがかからない
Googleインドアビューのメリットには、維持するうえでコストがかからないという点も挙げられます。
ウェブサイトなどに広告掲載するとなると、掲載期間に応じて広告料が発生します。
一方、Googleインドアビューは撮影費程度でビューを発信し続けることができるのです。
Googleマップに載る情報ということで大きな影響力を持つものの、コストをかけずに利用し続けることができるのは大きなメリットといえます。
Googleサービスと連動させることができる
インドアビューは、Googleの機能の一つです。
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に連動して表示される仕組みになっています。
Googleビジネスプロフィールに記載されている情報はGoogleマップやGoogleの検索結果に表示されるため、検索したユーザーの目に留まりやすくなります。
検索したユーザーはいつでも簡単にGoogleインドアビューを見ることができ、それをきっかけに来店へとつなげることができるのです。
【リンク】Googleインドアマップ
Googleインドアビューの活用方法
店舗に関してより細かくユーザーについて知ってもらうことができるのが、Googleインドアビューです。
では、どのような場面でGoogleインドアビューを活用すれば良いのか、おすすめの方法をご紹介します。
自社ですでに体制が整っている機能に、Googleインドアビューのサービスを追加することも可能です。
自社ホームページに埋め込む
Googleインドアビューは、自店舗のホームページにアイフレームを使って埋め込むことができます。
比較的簡単な手順で店舗の紹介ができるため、写真や文字だけでは伝えきることができない、もっと自店舗について知ってもらいたいというときにホームページ内に埋め込んでみましょう。
まだまだ店舗の公式ホームページにGoogleインドアビューを埋め込んでいるところは少ないので、他社と差をつけたいときや店舗を目立たせたいときなどにおすすめの方法です。
SNSで拡散する
店舗が自身のSNSアカウントを持って活用している場合は、SNSの場で拡散する方法があります。
Googleインドアビューを掲載したことをSNSで発信すれば、すでにつながりのあるユーザーはさっそくチェックしてくれるでしょう。
さらに、ユーザーが他の人に拡散することで、多くの人に自店舗の存在を知ってもらうきっかけにもなります。
Googleインドアビューの機能によって、新しいつながりを作ることができるでしょう。
バーコードを発行して紙媒体に掲載する
Googleインドアビューは、バーコードを発行してスマホなどで読み取ってもらうことで気軽に閲覧することも可能です。
発行したバーコードは、店舗の名刺やパンフレットなどといった紙媒体に掲載することができます。
ここから、バーコードを読み取って店舗の情報を調べる人もいるでしょう。
提案ツールとして使うことができる
大学のオープンキャンパスや企業の採用活動などにおいても、今Googleインドアビューが注目されています。
パソコン画面などを使ってインドアビューのデータを表示すると、提案ツールとして活用することができます。
文字や写真だけでは魅力を伝えきることができない、もっとリアルさを伝えたいというときにGoogleインドアビューを利用するのがおすすめです。
Googleインドアビュー導入の際に知っておきたいデメリット
店舗の発展に活用できるGoogleインドアビューは、メリットだけでなくデメリットについても確認しておく必要があります。
デメリットを理解した上で、安全かつ有効に活用できるようにしましょう。
店の内装を変えた場合は撮影をし直す必要がある
Googleインドアビューのデメリットとしてまず押さえておきたいのが、店の内装を変更した場合は撮影をし直すことになるという点です。
内装が変わると店舗の雰囲気は大きく変わるため、再度撮影をして最新の情報をユーザーに届けるようにしなければなりません。
内装を変えたもののGoogleインドアビューの写真を更新しないままでいると、インドアビューを参考にして初めて訪れるユーザーは虚偽の情報を掲載していると感じて口コミで低評価を付けるかもしれません。
あらかじめ確認しておいた店舗とは雰囲気が違う、店舗を間違ってしまったかなと慌ててしまうこともあります。
このようなトラブルを避けて集客効果を高めるためにも、内装を変更した際は速やかにGoogleインドアビューも撮影し直すようにしましょう、
必ず検索上位に掲載されるとは限らない
Googleの機能を使いこなして店舗の情報を発信していくと、インターネットを利用するユーザーの目に留まり集客効果が期待できるようになります。
しかし、インドアビューだけで検索順位が保証されているわけではなく、必ず検索上位に自店舗が掲載されるとは限らないという点は理解しておきましょう。
検索順位は、Googleのアルゴリズムによって常に最適化されています。
Googleの検索結果で上位に表示されるためには、インドアビューの整備だけでなくSEOやMEOにも取り組む必要があるのです。
Googleインドアビューを活用して店舗への集客を図ってみよう
Googleインドアビューは、店舗の中の様子をウェブ上でユーザーに詳しく伝えることができるサービスです。
店舗の雰囲気がわかることで、ユーザーは実際に行ってみようと思うようになります。
ここから、Googleインドアビューは集客を狙うこともできるのです。
Googleインドアビューのメリット・デメリット、また活用方法を押さえて、自店舗のアピールを図ってみましょう。