「Googleトレンドって何?」
「Googleトレンドってどのようなときに役立てられるの?」
「Googleトレンドの使い方や活用シーンがいまいちわからない」
Googleトレンドに関して、このような悩みをお持ちの人はいないでしょうか?
マーケティングにおいてユーザーが求めている情報を把握することは重要です。
その情報を知るためのツールのひとつとして、Googleトレンドとは何なのか、具体的な使い方や活用方法などについて詳しくご紹介します。
Googleトレンドを使いこなして最新のトレンドを押さえましょう。
Contents
Googleトレンドとは?
出典元:Googleトレンド
Googleトレンドとは、Googleが提供しているキーワードの検索需要の推移がわかるツールを指します。
無料で利用することができ、リアルタイムの情報を手に入れることができるので、最新の検索動向について知ることができるのが特徴です。
過去の1時間から最大過去5年間まで、幅広い期間のキーワードの検索推移を確認することができるのです。
さらにメールアドレスを登録しておくと、急上昇キーワードなどを指定することでキーワードの動向をメールで知らせてくれます。
マーケティング市場の動きやユーザーの関心をいち早く読み取る際に、Googleトレンドはとても便利なツールといえます。
Googleトレンドでできること
Googleトレンドではどのようなことができるのか、ここで押さえておきましょう。
検索キーワードの需要の確認
Googleトレンドは、検索キーワード需要の推移について調べることができます。
「人気度」という指標で表されており、最も検索需要があったタイミングを100として数値比較した割合で表示される、という仕組みになっています。
キーワードが毎月一定の回数検索されているとは限りません。
シーズンや世の中の動きに合わせて変わるキーワードも数多くあるのです。
キーワードの需要だけでなく国や地域ごとの人気度も確認できるため、ブログ記事を作成するときのテーマ探しなどの際に役立てることができます。
1年の中でキーワードの需要が高い月はいつなのか、いつ頃から検索需要が高くなってきているのかなどをリサーチしてコンテンツのテーマに反映させるとよいでしょう。
過去24時間のトレンドワードの確認
キーワードのなかでもトレンドワードについては過去24時間の状況をチェックすることができます。
今どんなことが起きているのか、何が話題となっているのかを「最近の急上昇」から読み取ることができるのです。
トレンドに関する情報の自動取得
Googleトレンドはトレンド情報を自動で取得することができるため、その時どのようなキーワードが注目されているのかを把握できます。
随時または毎日のトレンドワードを取得できるようになっているので、キーワードに関してユーザーが注目している内容や気になっていることについて知ることができるのです。
過去のトレンドワードをチェック
Googleトレンドを活用すると、過去のトレンドワードを調べることができます。
各年ごとにトレンドワードを調べられるようになっており、カテゴリ―別で話題となったキーワードがランキング形式で表示される仕組みになっています。
その年に何があったのか、どのようなトピックが話題になったのかをチェックできる機能が備わっているのです。
Googleトレンドの使い方
Googleトレンドは使い方をマスターすることで、Webマーケティングで注目されているキーワードをスピーディーに知ることができます。
Googleトレンドは、大きく分けると以下のような機能があります。
- 急上昇キーワード
- キーワードの調査
- ランキング機能
- 検索で振り返り
- 登録
それぞれの機能について、さらに詳しく見ていきましょう。
急上昇キーワード
急上昇キーワードでは、「毎日の検索トレンド」と「リアルタイムの検索トレンド」の2つが表示されるようになっています。
以下の簡単な流れで、急上昇キーワードは検索することが可能です。
- Googleトレンドのトップページから左上のマークをクリックする
- メニューの中から「急上昇ワード」をクリック
「毎日の検索トレンド」ではその日にどのようなキーワードが検索されているのか、またキーワードに関連した記事や検索件数などを知ることができます。
「リアルタイムの検索トレンド」では、トラフィックが急上昇したキーワードを調べることができます。
キーワードの調査
キーワードの調査では、キーワードの検索数の推移を調べることができます。
国別で調べることができ、最大5つのキーワードの推移を折れ線グラフで比較できる機能があります。
キーワードの調査を行なうときは、以下の手順で進めてみてください。
- Googleトレンドのトップページの左上のマークをクリックする
- メニューの中から「調べる」を選ぶ
- 検索窓に調べたいキーワードを入力すると検索数の推移が折れ線グラフなって表示される
- 別のキーワードと比較する際は「+比較」の部分にキーワードを追加
検索窓の下にあるプルダウンメニューからは国や期間、カテゴリなどが選択でき、ページの下部では、国別の関連トピックや関連キーワードなどを調べることもできます。
ランキング機能
あらかじめカテゴリを設定しておくと、急上昇ワードの順位を確認できます。
急上昇ワードの順位を調べたいときは、次の流れで調べてみましょう。
- Googleトレンドにアクセスし、サイト上部の3本線アイコンをクリックする
- ランキングをクリック
- 「急上昇」「総合」「映画」などカテゴリ別のランキングが表示されるので確認
急上昇ワード以外にも様々なカテゴリのランキングが表示される仕組みになっているため、特に注目度が高まっているワードをより的確に知ることができるようになっています。
検索で振り返り(Years in Search)
「検索で振り返る」とは、前の年に急上昇したキーワードが何か?をカテゴリー別にランキング形式でチェックできる機能です。
検索で振り返るときは、次の手順で調べてみましょう。
- トレンドのトップページの左上のマークをクリックする
- メニューの中から「Years in Search:検索で振り返る」をクリック
1位~5位だけでなく10位までの確認ができ、国や地域ごとの急上昇キーワードを調べることが可能です。
「〇年の急上昇ワードを見る」の右側にある「日本」をクリックすると、国や地域を変更できます。
ログインの下にある年度表示の箇所をクリックすると、さらに前の年度のデータを確認することもできるので、過去に何が起きたのか知ることができます。
過去に盛り上がった話題をすぐに入手できるので、年代別のランキング記事を書くときに活用できる機能です。
登録
Googleトレンドの「登録」は、以下の流れで使用できます。
- Googleトレンドのトップページの左上のマークをクリックする
- メニューの中から「登録」をクリック
- Googleにログインし、画面右下にある「+」をクリック
- トピックまたは急上昇ワードを選ぶ
- 情報を入力して登録をする
特定のジャンルやキーワードに関する最新情報を手に入れたいときに活用できる機能となっています。
ジャンルごとにチェックしたいときは「トピック」を、ジャンル問わず最新の情報を入手したいときは「急上昇ワード」を選択すると良いです。
定期購入
メールアドレスを事前に登録しておくことで、注目のイベントに関する最新情報や急上昇ワードに関する最新情報を自動で配信してくれます。
何か特定の物を購入するというわけではないので安心してください。
Googleアカウントを作っておく必要があるので、ログインしてから次の手順で操作してみてください。
- トップページ左上にあるメニューのマークをクリック
- 定期購入のところをクリック
- 画面右下の+をクリック
- 「登録の追加」という表示が出たら、TOPICまたはTRENDING SEARCHES(急上昇ワード)を選択する
- 順に情報を入力して登録
ステップ4でどちらを選んだら良いのか悩んだときは、以下を参考にしてみてください。
特定のキーワードに関する情報が欲しいときは・・・TOPICを
ジャンル問わずトレンドを知りたいときは・・・TRENDING SEARCHESを
Googleトレンドの活用法
Googleトレンドの基本的な使い方を押さえたところで、どのようなシーンで活用できるのかを詳しく見ていきます。
話題のキーワードを入れた記事の作成ができる
Googleトレンドを活用すると、今話題となっているキーワードをいち早く確認することができます。
どのようなキーワードが人気なのかを知ることができ、記事に盛り込むことでサイトへのアクセスが期待できるのです。
多くの人が検索している時事に関する話題を含めた記事はSEO的にも高く評価されます。
季節に関する話題(クリスマスやバレンタインなど)に備えて、事前に記事を作っておくといった方法を取ることもできます。
関連キーワードからユーザーの興味関心を読み取った記事を量産できる
Googleトレンドでキーワードの検索を行なうと、検索推移だけでなく同時に関連キーワードについても表示される仕組みになっています。
関連キーワードを見ると、ユーザーが何に関心を持っているかを読み取ることができ、記事を作成する際に役立てることができます。
キーワードからユーザーの関心がわかり、コンテンツの方向性がつかめるためアクセスが集まる記事の量産が可能になるのです。
地域別の人気キーワードを理解すればエリアマーケティングに役立てられる
地域別の人気キーワードを調べられるのも、Googleトレンドの魅力です。
キーワードの検索のときに検索区分で地方を選ぶと、指定したキーワードの地方別の注目度を調べることができます。
エリアマーケティングの施策に活用したいです。
キーワード同士の比較により需要やトレンドのチェックができる
ブログのジャンルや記事のテーマで悩んでいるときにも、Googleトレンドは活用できます。
キーワード同士の比較ができるため、どのジャンルであればアクセスが期待できるかを予測することができるのです。
キーワード同士の比較により、需要の有無やトレンドの流れも読み取ることができます。
記事のリライトを行なうタイミングのチェックができる
サイトに記事を量産していくと、すでに作成した記事のリライト作業が必要となります。
リライトといってもいつどのようなタイミングで行えばいいかわからない、と悩むことがありますが、そのようなときに頼りになるのがGoogleトレンドです。
検索需要が高まる前に記事のリライトを行なうのがおすすめのタイミングなので、Googleトレンドで検索需要の状況についてあらかじめチェックできます。
ユーザーが求めているタイミングでリライト記事を公開できるので、多くのユーザーがサイトに訪れるようになるでしょう。
【合わせて読みたい記事】
過去に話題となったキーワードをもとにコンテンツの作成ができる
Googleトレンドの使い方の一つに「検索で振り返る」があったように、過去に話題となったキーワードを探すことができます。
コンテンツを作るときに過去に話題になった人を知りたい、どんな出来事があったのかさかのぼりたいというときに活用できます。
1年ごとに検索することで、過去にどのようなキーワードが多くの人の注目を集めたのか知ることができるのです。
YouTube検索により動画制作用の話題を探すことも可能
最近では、YouTubeで動画を配信している人が多いです。
より多くの人の目に留まり視聴してもらえるよう、YouTubeで人気のキーワードを知ることも必要です。
その際に便利なのが、Googleトレンドです。
Googleトレンドの「調べる」機能を利用してYouTube検索を行なうと、YouTubeで人気のキーワードやトピックについてチェックできます。
動画の内容に悩んでいるというときに活用できる機能です。
GoogleトレンドとGoogleキーワードプランナーの違いについて
Googleトレンドは、一見するとGoogleキーワードプランナーと機能が似ているように感じます。
しかし、両者には以下のような違いがあります。
利用までのプロセスが異なる
GoogleトレンドとGoogleキーワードプランナーには、利用のしやすさという点において違いがあります。
Googleキーワードプランナーの場合
利用するにあたってメールアドレスやパスワードなどを登録してアカウントを作らなければなりません。
Googleアカウントを作成して管理画面にログインした後、キーワードプランナーを選択するという流れで利用できます。
Googleトレンドの場合
アカウントを作ることなくすぐに始められるのが特徴です。
Googleトレンドのサイトにアクセスして検索窓に検索キーワードを入力するだけで、すぐに利用ができるのです。
検索需要の見方が違う
利用のしやすさや手順が異なるだけでなく、検索需要の見方が違うのもGoogleトレンドとGoogleキーワードプランナーの違いです。
それぞれの違いは、以下の通りです。
Googleキーワードプランナーの場合
どのようなキーワードやトピックでユーザーが検索をしているのか、より詳しい数値とともに把握することができます。
人気または注目度の集まっているキーワードに加えて具体的な数値もわかるため、より詳しい検索需要を調べられます。
Googleトレンドの場合
0~100の範囲で検索キーワードやトピックの人気度が変わり、特定の期間における相対的な数値を確認することができます。
数値が100に近いほど、検索需要が高いことを示しています。
Googleキーワードプランナーよりも大まかな検索需要をチェックできるのがGoogleトレンドです。
Googleトレンドを上手に活用して話題性のあるコンテンツを発信していこう
Googleトレンドは、サイトでどのようなコンテンツを配信しようか悩んだときやサイトの順位を上げたいときに活用できる機能です。
基本的な使い方と詳しい操作方法を押さえておくと、気になったときにすぐキーワードの検索需要について知ることができます。
話題性のあるコンテンツがユーザーに注目されGoogleからの評価も高まるよう、記事のテーマを検討する際にGoogleトレンドを活用してみましょう。