コンテンツSEOとは?メリットと始めるときのポイントを分かりやすく解説

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コンテンツSEOとは?期待できる効果や正しい始め方・ブログの作り方について

コンテンツSEOとは

「コンテンツSEOとは?どんな効果が期待できるの?」

「コンテンツSEOのメリット・デメリット・注意点について知りたい」

「正しい方法でコンテンツSEOに取り組んでいきたい」

ここでは上記のようなお悩みを抱えている人に、コンテンツSEOとはどのようなものなのかという点から、期待できる効果や具体的な方法、成果を出すためのコツなどを解説します。

自社ブログなどに掲載するコンテンツから集客したい、ウェブ上で多くのユーザーの目に留まるように対策をしたいと考えている際は、ぜひ参考にしてみてください。

Contents

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOについて

コンテンツSEOとは、高品質なコンテンツを継続的に発信し、検索エンジンからの集客を狙うというマーケティング手法です。

SEO対策の一種になり、検索キーワードに応じて充実したコンテンツを作成することでサイトへのアクセス数増加を目指します。

ユーザーが悩んでいることや関心のあることに関するコンテンツを発信していくことで、多くのユーザーとの接点が持てるようになります。

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングとの違い

コンテンツSEOは質の高い記事を発信して検索エンジンからの集客を集めるという手法ですが、似た言葉にコンテンツマーケティングと呼ばれるものがあります。

ここでは、両者の違いについて詳しくみていきましょう。

コンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは、顧客に良質で価値のあるコンテンツを発信し、関係性を築いていくことです。

最終的に、顧客を自社のファンとして定着させるという手法がコンテンツマーケティングになります。

顧客が求めるタイミングを必要な情報を提供するのが特徴で、ウェブ上だけでなくSNSやメールマガジンなども活用しながら顧客との接点を構築していくことが可能です。

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違い

コンテンツマーケティングが顧客の求めるタイミングで価値ある情報を発信していくのに対して、コンテンツSEOはユーザーの検索意図に沿って良質なコンテンツを継続的にウェブに発信していくという特徴があります。

検索エンジンに焦点を当てているという点では、コンテンツSEOもコンテンツマーケティングも同じです。

発信する先が異なり、コンテンツSEOについては自然検索からの集客を見込んで行う施策となっています。

コンテンツマーケティングのように、特定の顧客に向けて情報を発信し関係を深めていくというものではありません。

発信する先はもちろん、対象となるターゲットに少し違いがあるのがコンテンツSEOとコンテンツマーケティングです。

コンテンツSEOが注目されている理由について

コンテンツSEOが注目されている理由

コンテンツSEOとは何なのか、またコンテンツマーケティングとの違いをみてきましたが、なぜ今コンテンツSEOが注目されているのでしょうか?

ここでは、コンテンツSEOが注目されている理由について考えていきます。

理由としては、主に以下の4点が挙げられます。

  • ブラックハットSEOによる影響
  • ホワイトハットSEOやコンテンツSEOが主流になってきた
  • コンテンツSEOはSNS連携とも相性が良い
  • 作成したコンテンツは商談やプレゼンなどでも活用できる

それぞれの理由について、順に解説します。

ブラックハットSEOによる影響

2012年以前まで、SEOの世界ではユーザーにとって役立つコンテンツというよりは小手先のテクニックで検索順位を上げるという手法が広く利用されていました。

そのような手法のことをブラックハットSEOと言い、具体的には以下のような手法が用いられていました。

  • コピーコンテンツ
  • 被リンクの大量設置
  • 不自然にキーワードを詰め込んだコンテンツ
  • 隠しリンクや隠しテキスト
  • 検索エンジン向けの特別なページを表示する行為

このようなブラックハットSEOにより、品質の低いコンテンツであっても検索上位に表示されることがあったのです。

ブログサイトなどを運営している側にとっては嬉しい知らせですが、検索エンジンを利用するユーザーの利便性は損なわれることになります。

その後ブラックハットSEOはGoogleが実施したアップデートによりペナルティが課され、質の低いコンテンツの順位は低下することになりました。

検索エンジンもアップデートを重ねているなかで進化を遂げ、今ではユーザーの役に立つ良質なコンテンツを上位に表示するようになったのです。

ここから、コンテンツSEOが注目されるようになりました。

ホワイトハットSEOやコンテンツSEOが主流になってきた

ブラックハットSEOがNG行為であるとみなされるようになってから、ホワイトハットSEOやコンテンツSEOが主流になってきました。

ホワイトハットSEOとは、ユーザーが求めている情報をきちんとコンテンツ化して公開するという王道のSEO対策のことを指します。

ブラックハットSEOとは異なり、ホワイトハットSEOやコンテンツSEOでは良質なコンテンツを作成していく必要があります。

非常に時間や労力がかかる作業ではあるものの、質の高いコンテンツが完成すれば検索エンジンからも正しく評価してもらえてユーザーにも満足してもらえるようになるのです。

コンテンツSEOはSNS連携とも相性が良い

コンテンツSEOが注目されるようになった理由としては、SNS連携とも相性が良いという点が挙げられます。

SNS拡散との相性に優れており、良質なコンテンツであればSNSから「いいね」などを得やすくなるのです。

コンテンツSEOに取り組んでいるとSNSに投稿するネタがある状態なので、SNS用に新たに内容を考えて発信する手間が省けます。

作成したコンテンツは商談やプレゼンなどでも活用できる

コンテンツSEOで作成したコンテンツは、ウェブ上だけでなく商談やプレゼンなどの際にも活用できます。

作成したコンテンツの内容を会社案内パンフレットや商品カタログなどに掲載すると、商談などのときに必要な資料が揃えられ、スムーズに取引を進められるでしょう。

高品質なコンテンツは、現場での商談などにも活用できるのです。

コンテンツSEOから期待できる効果

コンテンツSEOのメリット

コンテンツSEOに取り組むと、価値のある情報をユーザーに届けられることから自社の認知度アップや商品・サービスの売り上げにも直結してきます。

その他にもコンテンツSEOからは様々な効果が期待できるので、細かく確認しておきましょう。

コンテンツSEOから期待できる効果としては、以下が挙げられます。

  • 長期間にわたって集客効果が期待できる
  • コストパフォーマンスに優れている
  • 作成したコンテンツが投資のように大きくなっていく
  • 安定した集客力が見込める
  • 潜在顧客との接点も持つことができる
  • 公開したコンテンツは顧客育成を促してくれる
  • コンテンツの質が高まることで社員の業務効率化にもつながる
  • 企業のブランディングになる
  • SNSで拡散されたり被リンクを獲得できるようになる

期待できる効果はたくさんあるので、順に押さえておきましょう。

長期間にわたって集客効果が期待できる

コンテンツSEOを実施すると、長期間にわたって集客効果が期待できるようになります。

一度公開したコンテンツは、自身が削除しない限りずっと残り続けます。

そのため、検索エンジンからの見込み客の集客を続けていくことができるのです。

テレビCMや新聞広告などは発信された直後は注目を集めますが、時間が経つとともにその効力は失われていきます。

Webマーケティングにおけるリスティング広告にも同じことが当てはまり、入金を止めると集客効果は得られなくなります。

対してコンテンツSEOは、コンテンツを発信し続けている限り集客を行うことができるのです。

コストパフォーマンスに優れている

コンテンツSEOは、長い目で見るとコストパフォーマンスに優れた施策ともいえます。

ここから、多大なコストをかけずに集客を続けられるという効果が期待できるのです。

社内で作成したコンテンツは簡単にサイト上に追加できるので、広告費が発生しません。

すでにある企業ホームページに社内の人員でコンテンツを投稿・発信していくことができれば、無料で始められるのです。

また、コンテンツ制作を専門業者に依頼した場合は、最初に作業費が発生するものの長期的に見るとコストは格安で済みます。

コンテンツSEOからは、コストパフォーマンスに優れている施策なのです。

作成したコンテンツが投資のように大きくなっていく

一度作成したコンテンツで長く集客していくことができると述べましたが、コンテンツ一つひとつが集客力をもち永遠に残り続けるという点から投資のように大きくなっていくとも考えられます。

良質なコンテンツが増えていくとサイト全体の評価も高まるので、様々なページにおいて検索順位を向上させることも可能です。

ここから、コンテンツSEOは投資や貯金のように大きく成長していくものだと言えるのです。

安定した集客力が見込める

安定した集客力が見込めるのも、コンテンツSEOから期待できる効果と言えます。

競合サイトの存在やアルゴリズムの変更などによりサイトの順位が変動することもありますが、正しく取り組むことでコンテンツSEOからはしっかりと集客が見込めるようになるのです。

コンテンツSEOはブラックハットSEOのように小手先のテクニックを使わないので、ペナルティを受ける確率が低いです。

さらに、SEOキーワードに多様性があるため、ビッグキーワードやスモールキーワードなどに注目しながらコンテンツを作成することでSEO対策ができます。

自社に合うキーワードをいろいろと模索しながらコンテンツを発信し分析を続けていけるため、安定した集客力が期待できるようになるのです。

潜在顧客との接点も持つことができる

コンテンツSEOでは、潜在顧客との接点を持つことができるので、自社の認知度アップや商品・サービスの利用までを促す効果が期待できます。

自社でコンテンツを作成すれば費用は発生しないため、潜在顧客の開拓にも踏み込むことができるのです。

ただ商品などを売り込むコンテンツを作るのではなく、自社のビジネスと関係のある情報や知識などをまとめたコンテンツを作成すると、潜在顧客に対してもしっかりとアプローチしていくことができます。

コンテンツの内容を慎重に考え作成していくことで、潜在顧客にも自社の存在をアピールできるのです。

公開したコンテンツは顧客育成を促してくれる

良質なコンテンツを発信できると、そこから顧客育成も促すことができます。

ユーザーにとって役立つ情報を記載しているコンテンツは、それ自体からコンバージョンにつながらないとしても顧客にニーズを自覚させることができます。

その後、ニーズを自覚した顧客が商品やサービスを購入する可能性があるのです。

顧客の心理に合わせてコンテンツを作成していきページ内に整備すると、集客から顧客育成、商品・サービスの購入までを自動化することもできます。

公開したコンテンツは顧客育成も促してくれるため、自社のファンを増やすことにもつながるのです。

コンテンツの質が高まることで社員の業務効率化にもつながる

コンテンツSEOに取り組み良質なコンテンツを発信していけるようになると、社員の業務効率化にもつながります。

営業を担当する社員は、お客様に対して一からすべての情報を伝える必要がなくなるのです。

その他、自社に問い合わせたり来店する人も事前にホームページを見てから行動に起こしていると考えられるため、契約や購入までをスムーズに進められるでしょう。

企業ホームページなら24時間365日自社の存在をアピールし続けてくれるので、業務効率化とともに労働生産性の向上も図ることができます。

企業のブランディングになる

コンテンツSEOから期待できる効果としては、企業のブランディングも挙げられます。

ホームページの内容が充実したものになると、プロとしての知識や経験をユーザーに伝えられるので信頼してもらえるようになります。

安心したユーザーは、商品やサービスを購入しようと思ってくれるでしょう。

充実したコンテンツを発信できると、顧客による信頼感を高めることができるので受注率も上がっていきます。

ここから、企業のブランディングにつながり、より多くのユーザーに自社のこと信頼してもらえるようになるのです。

SNSで拡散されたり被リンクを獲得できるようになる

コンテンツSEOで良質なコンテンツを発信すると、サイトに訪れるユーザーが増えてきます。

良質なコンテンツは検索上位を獲得しやすいだけでなく、FacebookなどのSNSでも拡散されやすいです。

SNSで拡散されると外部のブログなどで自社について紹介される確率も高まるので、集客効果が期待できます。

自然な被リンクの獲得につながり、検索エンジンとユーザーの両方から信頼されるサイトへと成長することができるのです。

コンテンツSEOの正しい始め方

幅広いユーザーとの接点

コンテンツSEOの概要から期待できる効果などを説明してきたところで、実際にどのようにコンテンツSEOに取り組んでいけば良いのか始め方を解説します。

コンテンツSEOは、主に次の流れで始めてみましょう。

  1. 自社の商品やサービスを分析する
  2. 自社の商品を求めるユーザーがどんな悩みを抱えているか考えペルソナを設定する
  3. カスタマージャーニーマップを作る
  4. 競合サイトのページを細かくチェックする
  5. 対策するSEOキーワードを決める
  6. コンテンツの構成を考える
  7. コンテンツを作成する
  8. コンテンツをページ化する
  9. 新たに次のコンテンツ作成に取り掛かる
  10. コンテンツの効果を測定しリライトする

10のステップがあるので、1から順に一つずつ丁寧に作業していきましょう。

1 自社の商品やサービスを分析する

はじめに、自社の商品やサービスの分析を行います。

自社がどのような商品やサービスを展開しているのか、箇条書きでリストアップしていきます。

このとき、できるだけ細かく記載しておくのがポイントです。

箇条書きでリスト化すると、その後どのようなコンテンツを作成していけば良いかが見えてきます。

サイト構造をわかりやすいものにしていくためにも、自社の商品などの分析はしっかり行いましょう。

2 自社の商品を求めるユーザーがどんな悩みを抱えているか考えペルソナを設定する

自社の商品・サービスの分析ができたら、次に自社の商品を求めるユーザーにはどんな悩みがあるのかを考えペルソナを設定します。

リスト化したものの中から一つをピックアップし、どのような悩みや課題を抱えているかを突き詰めて考えていきます。

考え得る悩みを書き出し、その上でペルソナを設定しましょう。

ペルソナとは、一人の架空人物を作り出し、年齢や性別、属性、悩み、関心事などを細かく設定したものです。

ペルソナを設定するとより質の高いコンテンツに仕上げていくことができるので、コンテンツSEOを始めていくときにはぜひ行ってください。

3 カスタマージャーニーマップを作る

ペルソナの設定ができた次に、カスタマージャーニーマップを作成します。

カスタマージャーニーマップとは、顧客が商品について知り、購入や利用に至るまでの一連の流れを可視化したものです。

顧客が商品を購入するまでのプロセスがわかると、どのような段階を経て顧客が商品にたどり着くかを想像することができます。

ペルソナの設定ができたら、そのままカスタマージャーニーマップの作成にも取り掛かっておきましょう。

4 競合サイトのページを細かくチェックする

次に、競合サイトのページを細かく確認していきます。

作成するコンテンツのキーワードで実際にウェブ検索をしてみて、どのようなコンテンツが上位に表示されているか調べてみましょう。

競合サイトのチェックでは、以下の点に注目してみてください。

  • ページに書かれている内容
  • 写真や図の使い方
  • titleタグやメタディスクリプションタグの設定の有無

競合の中でも良質なサイトのコンテンツを読み込むと、その後のコンテンツ作成が捗ります。

ページの構成や文章表現の仕方などを参考にすることで、より良いコンテンツを作成していくことが可能です。

競合サイトのコンテンツを読み込む作業を疎かにすると、いざコンテンツを作ろうとしたときに書く内容に行き詰ったり記事の方向性を見失ってしまう恐れがあります。

スムーズにコンテンツの執筆ができるようにするためにも、競合サイトのページを念入りに読んでおくようにしてください。

5 対策するSEOキーワードを決める

競合サイトのチェックが完了したら、対策するSEOキーワードを決めていきます。

そのコンテンツを求めているユーザーがどんなキーワードで検索するかを考え、SEOキーワードを選定していきましょう。

SEOキーワードの選定は、以下の手順で進めてみてください。

  1. コンテンツのテーマとなるキーワードを決定する
  2. 関連キーワードを洗い出す
  3. キーワードをグループ化する
  4. 検索ボリュームを調べてキーワードを精査する
  5. 競合サイトを参考にしながらSEOキーワードを決定する

SEOキーワードは、ツールを使って絞っていく方法もあります。

無料で利用できるツールも登場しているので、そちらも活用しながら自社のコンテンツに合うSEOキーワードを選定していきましょう。

6 コンテンツの構成を考える

対策するSEOキーワードが決まったら、コンテンツの構成を考えていきます。

選定したSEOキーワードで実際にウェブ検索をし、上位10記事までの内容や構成を確認しましょう。

書くべき内容やコンテンツの方向性を知ることができます。

このとき、すでに公開されているコンテンツの構成をそのまま真似するだけではいけません。

オリジナリティを出せるよう、自社商品やサービスに関する専門的な内容もコンテンツに含めるのがポイントです。

ユーザーは悩みや疑問点を解決するために検索エンジンを利用しているので、その悩みに応えられる内容のコンテンツに仕上げていくことが重要です。

その次に、潜在ニーズに対する情報を提供して、幅広いユーザーに満足してもらえるようなコンテンツを目指していきましょう。

7 コンテンツを作成する

コンテンツの構成が出来上がったら、いよいよ執筆に入ります。

作成した構成に沿って、見出しごとに必要な情報を調べ、ユーザーにわかりやすく説明していきましょう。

コンテンツを作成する際、以下に挙げるポイントに注目すると読みやすくなります。

  • 先に結論を述べる
  • 冗長表現を避ける
  • 1文が長くなりすぎないようにする
  • 難しい言葉や表現は避ける

ただ文章ばかり書いてあるコンテンツでは読みづらいと感じるので、適宜図や表などを加えて記事全体が見やすくなるようにも心がけましょう。

また、最初のリード文では、ユーザーがこの先も読んでみたいと思えるような内容で作成することが大事です。

リード文で離脱してしまうユーザーが出てこないよう、関心を引くような文面や内容で作成してみましょう。

記事が完成した後は、誤字脱字や情報に誤りがないかを再度確認し、コンテンツの投稿作業へと移ります。

最近ではタブレットやスマートフォンからコンテンツを読むユーザーも多いので、小さな画面であっても見やすいかどうか確認しておくと良いです。

8 コンテンツをページ化する

コンテンツが完成したら、ページ化に入ります。

画像を貼り付けたり内部リンクを設置するなどして、SEO対策を強化していきましょう。

文章の合間に画像を入れると、ユーザーにとって読みやすいコンテンツとなります。

見出しごと、大きな段落ごとなどで画像を設置して、最後まで読んでもらえるよう工夫することが大切です。

また、ページ内に関連ページへのlinkやバナーボタンを設置するのも有効です。

自然な流れで設置し、ユーザーが他のコンテンツも読んでみようと思えるようにしましょう。

内部リンクを設置すると、ユーザーにとって利用しやすいサイトとなります。

その結果多くの人が集まるサイトとなり、SEO効果もしっかり期待できるというわけです。

コンテンツのページ化についても、細かい点に注意しながら一つずつ進めていってみてください。

9 新たに次のコンテンツ作成に取り掛かる

一つのコンテンツのページ化までが完了したら、新たに次のコンテンツ作成に取り掛かります。

次のどのキーワードでコンテンツを作成するか考え、ペルソナやカスタマージャーニーマップを作り、SEOにおいて効果が期待できる記事を制作していきましょう。

ストックしておいたテーマに関して書き終えるまで、コンテンツを増やしていってください。

すべてのテーマをコンテンツ化し終えたら、競合サイトを調べて次にどのようなコンテンツを作っていけば良いか考えましょう。

10 コンテンツの効果を測定しリライトする

コンテンツを量産しつつ、過去に投稿したコンテンツの見直しもしていく必要があります。

効果を測定し、状況によってはリライトをしていきましょう。

記事を公開した直後はデータが集まらないため、公開後1ヵ月程度が経過した頃に効果を測定します。

ツールを使うと、簡単にアクセス数や潜在時間などを調べることができます。

様々なデータを集めて、コンテンツがどれくらいのユーザーに受け入れられているかをチェックしましょう。

合わせて、検索順位の観測も必要です。

検索順位もツールを利用するとすぐに調べられるので、投稿したコンテンツの順位がどのように推移しているかを確認してみてください。

アクセス数がそれほど伸びていない、順位が伸び悩んでいるコンテンツについては、今一度内容の質に注目し、ユーザーの検索意図を満たしているか考えてみることが大事です。

コンテンツSEOを意識したブログの作る際のコツ

コンテンツSEOを意識したブログの作る際のコツ

コンテンツSEOを意識してブログ記事を作成していくときは、上記に挙げた手順で進めていくと同時に以下に挙げるコツも押さえておきましょう。

コツも押さえた上でコンテンツSEOに取り組むと、多くのユーザーが閲覧しに来るブログサイトへと成長させることができます。

ここでは、コンテンツSEOを意識したブログ作成のコツとして以下8点をご紹介します。

  • 適切な文字数でコンテンツを作成する
  • コンテンツ内に自然な形でキーワードを盛り込む
  • 画像を正しく用いる
  • 網羅性・独自性に優れたコンテンツを作る
  • E-E-A-Tを満たす記事を心がける
  • タイトルを適切につける
  • ディスクリプションもきちんと設定する
  • 誤字脱字がないようにチェックする

適切な文字数でコンテンツを作成する

コンテンツSEOでブログ記事を書いていく際、適切な文字数で作成するようにしましょう。

ただ多ければ良いというものでもなく、サイトに訪れたユーザーが無事に課題を解決できるのに必要な文字数が書かれていることがポイントとなります。

競合サイトを調べる際にコンテンツの内容を確認しますが、このときに何文字くらいのコンテンツなのかという文字数も調べておいてください。

そのテーマについては平均どれくらいの文字数が必要なのかを、大まかに把握することができます。

テーマによって適切な文字数は異なりますが、ランダムに抽出したキーワードで調べてみると上位に表示されているページの文字数は4,000文字程度となっています。

4,000文字という数字と、実際に選定したキーワードで上位サイトの文字数を調べ、これから作成しようとしている記事には何文字くらい必要かを考えてみてください。

コンテンツ内に自然な形でキーワードを盛り込む

コンテンツSEOでは、記事の中に自然な形でキーワードを盛り込むことも必要です。

適切な割合でコンテンツの中にキーワードを含めることができれば、検索結果上位に表示されやすくなるとも言われています。

だからといって闇雲にキーワードを詰め込んだら良いというわけではないので、以下の点に注意しながら自然な形でブログ記事の中にキーワードを含められるようにしてください。

  • 記事の文字数の2%程度でキーワードを含める
  • 1ヵ所に集中して入れるのではなく、バランスよくキーワードを配置する
  • キーワードを過度に詰め込まない

過度にキーワードが詰め込まれていたり不自然な形で記事の中にキーワードを配置しているような場合、検索エンジンからの評価は下がってしまいます。

あくまでもユーザーの課題を解決することが目的なので、検索上位を目指したいがためにむやみにキーワードを詰め込むのは避けましょう。

画像を正しく用いる

画像を正しく用いることも、コンテンツSEOでは意識していきたいポイントとなります。

一つのコンテンツ内に、適度な枚数の画像を配置し、視覚的にわかりやすく構成されているコンテンツを目指しましょう。

一つのブログ記事に画像は何枚までという決まりはありませんが、テキストとのバランスも考えながら適宜設置していくようにしてください。

ただし、画像を多く使いすぎるとページの読み込み速度が遅くなるので、ユーザーの離脱を促してしまうことになります。

これではSEO的に逆効果となってしまうので、画像の使い過ぎにも気を付けましょう。

網羅性・独自性に優れたコンテンツを作る

コンテンツSEOを実施して検索上位に表示されるようなブログを目指すためには、網羅性と独自性に優れたコンテンツを作成しましょう。

そのサイトにしかない情報を提供できるかどうか、ユーザーが求めている情報がすべて記載されているかどうかの2点を意識してコンテンツを作成してみてください。

他のサイトにはない、自身の経験や取材をして得た情報などを掲載すると、独自性に優れたコンテンツになります。

また、選定したキーワードに関してユーザーが求めている情報がまんべんなく掲載されている状態であれば網羅性を満たしているといえます。

1つのテーマに対して情報が偏らないよう、全体像を確認しつつ網羅性と独自性を出していけるようにしましょう。

E-E-A-Tを満たす記事を心がける

コンテンツSEOにおいては、E-E-A-Tを高めるコンテンツを作ることも重要となります。

E-E-A-Tとは、以下に挙げる言葉の頭文字をとったものです。

  • Experience・・・経験
  • Expertise・・・専門性
  • Authoritativeness・・・権威性
  • Trustworthiness・・・信頼性

この4つを満たすコンテンツを作るためには、以下に注目しながら記事を作成してみてください。

  • 自社商品に関するコンセプトを発信する(専門性)
  • 自社で調べた業界情報を発信する(信頼性)
  • 記事の監修を専門家に依頼する(権威性)

コンテンツのテーマに沿って、どのようにE-E-A-Tを高めていけるか考え実践していきましょう。

E-E-A-Tを満たしているコンテンツは、検索エンジンからも評価されやすいです。

タイトルを適切につける

コンテンツSEOに取り組みブログ記事の質を高めていく場合、適切なタイトルをつけることも大事なポイントとなります。

ユーザーは、タイトルを一目見てその先も読むかどうか考えることが多いです。

検索エンジンにとっても、タイトルを見たときにコンテンツの中身がある程度把握できるかどうか大切な基準として考えています。

ただインパクトのあるタイトルをつけるのではなく、キーワードが適切に含まれているか、また長すぎていないかなどを確認し、ユーザーが読みたくなるようなタイトルをつけましょう。

タイトルの文字数は32文字以内で設定するようにし、このとき重要なキーワードは左側に配置してください。

わかりやすいだけでなく、キーワードを配置する場所や文字数にも気を付けてタイトルをつけると魅力的なブログ記事が完成し、クリックしてもらえる確率が高まります。

ディスクリプションもきちんと設定する

タイトルと合わせて、ディスクリプションもきちんと設定しておくことがブログ記事を書く上で実践したいコツとなります。

ディスクリプションは検索結果のタイトル下部に表示されるもので、タイトルほどは目立たないもののコンテンツの内容が記載されているため、その部分をチェックしているユーザーは多いです。

クリックして読むべき記事なのかを、ディスクリプションからある程度判断している可能性が高いため、この部分にもきちんと対応しておきたいです。

ディスクリプションには、キーワードを2、3個配置し、ユーザーが読みたいと思えるような内容で書いてみてください。

誤字脱字がないようにチェックする

コンテンツSEOに取り組んでブログ記事の質を高めていく場合、誤字脱字がないかも念入りに確認しましょう。

誤字脱字が多い記事は、読んでいるユーザーは信頼できないと感じてしまう恐れがあります。

小さなミスが評価につながってしまうこともあるため、仕上がったコンテンツを最初から最後まで細かく調べて誤字脱字のチェックを行ってください。

自分一人ではなく、社内の人数人にも確認をしてもらうことで、より誤字脱字を防ぐことができるでしょう。

コンテンツSEOのデメリット

コンテンツSEOのデメリット

コンテンツSEOのメリットや具体的な進め方、ブログ記事を作成する上でのコツなどを見てきましたが、デメリットもいくつかあるので押さえておきましょう。

コンテンツSEOのデメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  • コンテンツを制作するのに時間と労力がかかる
  • 成果が出るまでに時間がかかる
  • コンテンツSEOに取り組む体制をきちんと整備する必要がある
  • 定期的にコンテンツを検証し改善する必要がある

どのようなデメリットがあるのかを知り、コンテンツSEOを順調に進められるようにしてください。

コンテンツを制作するのに時間と労力がかかる

コンテンツSEOでは、コンテンツを制作するのに時間と労力がかかります。

ライターや編集者、エンジニアなど多くの人が関わることになり、多くのリソースが必要になるのです。

一人でいくつかの業務を兼任することもできますが、時間がかかるだけでなく失敗するリスクもあるのでおすすめできません。

効率的に行いコンテンツSEOを成功させるためには、多くの人材が必要となります。

そのため、施策に取り掛かる前に自社で人材とリソースを確保することから始めなければならないのです。

コンテンツSEOは、簡単に始められて成果が出るものではないということを理解しておきましょう。

成果が出るまでに時間がかかる

コンテンツSEOは、始めてすぐに成果が出るものではありません。

質の高いコンテンツが完成したとしても、検索上位に表示されるまでにはそれなりの時間を要します。

また、無事に検索上位に表示されたとしても、その後ユーザーが自社の商品などを購入するまでにはさらなる時間がかかることになります。

すぐに利益につながるものではないと理解し、一つずつ丁寧に作業を進めていくことが求められるのがコンテンツSEOなのです。

コンテンツSEOに取り組む体制をきちんと整備する必要がある

コンテンツSEOのデメリットとしては、取り組む体制をしっかり整備しなければならない点も挙げられます。

社内だけで運営体制を整えられるか、作業の一部を外注するかなど、自社の状況に応じて柔軟に体制を整えていくことが求められます。

社内の事情やリソースも踏まえて、どのような体制でコンテンツSEOに取り組むのが良いか考えていかなければなりません。

この体制をきちんと整備できていないと、コンテンツSEOが思うように進められなくなります。

計画的に施策を進めていけるよう、コンテンツSEOに取り組む体制を社内で整えていきましょう。

定期的にコンテンツを検証し改善する必要がある

コンテンツSEOでは、良質なコンテンツを量産していくことに力を注いでいきます。

コンテンツの公開までできたら無事に終わったと思ってしまいがちですが、終わりではないので注意しなければなりません。

ライバルとなる競合他社が日々情報を発信しているので、コンテンツの定期的な見直しを行い改善を図っていく必要があります。

検索順位を確認して新しい情報を付け加えるなど、定期的なメンテナンスが欠かせないのがコンテンツSEOです。

コンテンツSEOを作成する際のポイント

SEOキーワードの選定

コンテンツSEOに取り組む際は、ただ記事を量産してサイトに投稿していくだけではいけません。

ユーザーにとっての利便性を高められるよう、様々な工夫を行う必要があります。

コンテンツSEOを作成するときは、例えば以下に挙げるポイントに注目してみてください。

  • コンテンツの中に画像を用いて見やすくする
  • 内部リンクを設置する
  • 既存コンテンツのリライトも行う
  • ツールを活用する
  • コンテンツSEOに関する社内体制を強化する

ポイントを一つずつ押さえて、ユーザーが満足できるコンテンツを作っていきましょう。

コンテンツの中に画像を用いて見やすくする

コンテンツSEOにおいては、文章だけでなく画像も評価の対象となります。

Googleでは、検索エンジンに画像検索の結果も表示しているように、画像についても重要視しているのです。

実際に、Google画像検索でコンテンツが表示されるようにするためには、ユーザーに高い利便性を提供することが重要であるとGoogle検索セントラルにおいて述べられています。

そこで、コンテンツに画像を表示させるためには、次の点を押さえながら行ってみてください。

  • コンテンツの内容に関連のある画像を用いる
  • alt属性で画像の説明を適切に行う
  • 関連している文章の近くに画像を貼り付ける
  • レスポンシブ対応のコンテンツを作る

内部リンクを設置する

コンテンツSEOを作成するポイントとしては、内部リンクの設置も積極的に行っていきたいです。

内部リンクとは、サイト内のコンテンツ同士をつなぐ役割を持ち、コンテンツSEOの強化につながります。

検索エンジンがサイト内を効率よく巡回できるようになる点から、内部リンクが適切に設置されているコンテンツはSEOにおいて評価を受けやすいです。

検索エンジンは、サイトに訪れてからいろいろなコンテンツをめぐって情報を集め、検索結果にインデックスしています。

できるだけ早くインデックスしてもらうためにも、内部リンクを設置しておくと良いです。

自然な形で内部リンクを設置し、コンテンツSEOの強化を図っていきましょう。

既存コンテンツのリライトも行う

すでに投稿済みの既存コンテンツのリライトを行うことも、コンテンツSEOを成功させるポイントとなります。

SEOにおいては、一度作成したコンテンツを放置せずに定期的にリライトすることがとても重要です。

記事全体をただ書き直すのではなく、目的を明確にしながらリライトをしていきましょう。

例えば、以下のような目的を設定してリライトを行うと、より良いコンテンツに仕上げていくことができます。

  • 検索順位
  • コンテンツの読みやすさ
  • 不足している情報がないか
  • キーワードと検索意図

ツールを活用する

コンテンツSEOを成功させるためには、投稿したコンテンツの分析をきちんと行う必要があります。

このとき役立つのが、ツールです。

キーワードの分析や競合の調査、ユーザーの検索意図、上位ページの傾向などをスピーディーに教えてくれるのがツールとなっています。

一つひとつ人の力で調査していくのはかなり大変なので、ツールを活用して効率よく分析を行い、情報を入手しましょう。

ツールによって備わっている機能が異なるため、細かく確認しながら使いやすいものを選んでみてください。

コンテンツSEOを強化していくために、ツールの存在は欠かせません。

いくつかおすすめツールをご紹介するので、詳細を確認してみてください。

  • LeapHand
  • tami-co
  • TACT SEO

コンテンツSEOに関する社内体制を強化する

コンテンツSEOは、社員一人でできるものではありません。

時間のかかる施策であり、継続的かつ効率的に運用していかなければ思うような効果を得られないでしょう。

そこで、社内全体で取り組むための体制を整えていくことが大事です。

早い段階で社内体制を構築しておくと、その後のコンテンツSEOを順調に進めていくことができます。

コンテンツを作成する人、キーワードを選定する人、コンテンツの効果を測定する人など人員を確保し、社内で一丸となってコンテンツSEOに取り組めるようにしましょう。

コンテンツSEOにおいて避けるべきこと

コンテンツSEOを成功させるポイント

コンテンツSEOにおいては、デメリットと合わせて避けるべきこともあります。

例えば次に挙げるような行為は、SEOに悪影響を及ぼすので避けてください。

  • 被リンクを獲得するための施策
  • キーワードの重複
  • コピーコンテンツ
  • 生成AIのみに頼って作成したコンテンツの投稿

被リンクを獲得するための施策

Googleでは以下のような被リンク施策はガイドラインに反しているとし、ペナルティの対象にする場合があります。

  • あまり関連のないサイトとの相互リンク
  • 機械的相互リンクへの参加
  • 有料リンクの購入
  • 低品質なディレクトリサイトへの掲載

外部サイトから自然な形で紹介され発生するのが、健全な被リンクです。

小手先のテクニックで被リンクを集めようとしても、コンテンツSEOに悪い影響が及ぶので避けるようにしてください。

キーワードの重複

コンテンツSEOにおいては、キーワードが重複しないようにも気を付けたいです。

キーワードの重複をカニバリゼーションと言い、自社サイトの中にある2つ以上のコンテンツが同じ検索キーワードや検索意図となり競合し合っている状態となっています。

SEO評価や被リンクが分散されるようなことが起こり得るため、コンテンツSEOに取り組む上では避けるべき行為となります。

キーワードの重複を避けるためには、どのようなコンテンツを作成していくかという設計の段階でしっかりと骨格を作っておくようにしましょう。

コピーコンテンツ

コンテンツSEOで記事の執筆を行う際、コピーコンテンツにならないよう気を付けましょう。

コピーコンテンツは、Googleにおいてペナルティの対象になります。

ペナルティの対象となってしまったら、コンテンツSEOに取り組むどころではなくなってしまいます。

また、自身がコピペしていなくても、他社にコピペされたときに自身のコンテンツにも悪影響が及ぶことがあるので注意したいです。

記事を作成していくなかで他のサイトを参考にすることはありますが、コピーコンテンツにならないよう自身の頭で内容を整理し、自分の言葉でコンテンツを作成することを心がけてください。

生成AIのみに頼って作成したコンテンツの投稿

最近では、生成AIによるコンテンツの作成もできるようになりました。

しかし、生成AIによって作られたコンテンツは、ウェブ上にある情報を寄せ集めて作られたものです。

そのため、独自性に欠けるコンテンツとなってしまいます。

アイデア出しや構成案作成のときなどに活用することは問題ありませんが、生成AIが作ったコンテンツをそのまま公開するのは避けましょう。

コンテンツSEOとしての成果を出すのは難しくなります。

コンテンツSEOを行う際に押さえておくべきこと

コンテンツSEOを行う際に押さえておくべきこと

最後に、コンテンツSEOに取り組む際に押さえておくべきことについて何点か解説します。

以下に記載するポイントを押さえて、計画的にコンテンツSEOを進められるようにしましょう。

  • 検索依存にはリスクがつきもの
  • トラフィックの増加だけでは成果につながらない
  • 成果の出るコンテンツは全体のうちわずかである
  • 定期的に順位のチェックを行うことが重要である
  • 検索順位とクリック率の関係を理解しておく
  • YMYL領域は順位の変動が激しい

それでは、一つずつ確認していきます。

検索依存にはリスクがつきもの

Googleでは、アルゴリズムのアップデートが定期的に行われています。

コンテンツSEOに取り組んで見事1位を獲得したページがあっても、アップデートにより検索順位が下がってしまうというケースもあります。

オウンドメディアからの流入に頼っていると、検索順位が下がったときには集客が見込めなくなるでしょう。

また、SNSなどを流入経路として頼っている場合も注意が必要です。

ちょっとしたきっかけで炎上すると、ユーザーが企業に対してネガティブな印象を持ってしまう恐れがあります。

検索依存にはリスクがつきものと理解しておきましょう。

トラフィックの増加だけでは成果につながらない

PVなどのトラフィックが増えるとコンテンツSEOに取り組んだ成果が現れたと思いがちですが、このトラフィックの増加だけでは成果につながりません。

ただ多くのトラフィックを集めようとするのではなく、商品やサービスに関心があり比較検討しているユーザーを集めてリードを獲得していくことが重要です。

キーワードごとにユーザーの検索意図をよく理解し、自社の目的と照らし合わせながらコンテンツの内容を精査していきましょう。

ただトラフィックを集めるのではなく、本当にユーザーのためになるコンテンツを作成してコンテンツSEOで成果を上げていくのがポイントです。

成果の出るコンテンツは全体のうちわずかである

コンテンツSEOに取り組んだ場合、実際にCVが発生するコンテンツは全体のうちわずかであるというケースが多いです。

検索結果からのクリック率やコンバージョン獲得率も、コンテンツの検索順位によって影響を受けやすいです。

1位を獲得したコンテンツと2位とでは、クリック率が大幅に下がるともいわれています。

キーワードを検索したユーザーの多くが、検索結果の1位から順にコンテンツを閲覧するケースが多いため、2位以降のコンテンツのクリック率などは大きく下がってくるのです。

ここから、コンテンツSEOに取り組むからには1位獲得を目指して対策を行う必要があります。

定期的に順位のチェックを行うことが重要である

コンテンツSEOに取り組む上では、公開したコンテンツの検索順位を定期的にチェックすることも欠かせません。

効果測定ではじめに行いたいのが、検索順位の確認です。

ツールを使うと選定したキーワードの検索順位を簡単に調べられるので、推移を調べてみましょう。

検索順位が上がっていれば、コンテンツがGoogleからきちんと評価されているということになります。

反対に順位が上がっていなかったり下がっているような場合は、コンテンツを見直す必要があります。

キーワードの検索順位はこまめにチェックして、コンテンツの内容を改善していきましょう。

検索順位とクリック率の関係を理解しておく

コンテンツSEOでは、検索順位とクリック率の関係について理解しておくことも重要です。

2位以下ではクリック率が大きく下がるので、1位獲得を目指してコンテンツの内容を良質なものにしていきましょう。

ただコンテンツを量産するのではなく、一度公開したコンテンツの見直しも行いながら質を上げていくことが求められます。

YMYL領域は順位の変動が激しい

Googleでは検索品質評価ガイドラインと呼ばれるものを設けており、その中で将来の健康や幸福、人々の安全などに潜在的に影響を与えるページをYMYLPagesと定めています。

具体的には、医療や金融、法律などに関する情報がYMYL領域にあたります。

このYMYL領域では頻繁に順位の変動が起こるので、コンテンツSEOを取り組んでも成果を出すのが難しいです。

順位の変動が激しいということは企業の認知度アップや集客につなげるのがなかなか大変であるという意味を示すため、コンテンツSEOではYMYL領域でのオウンドメディア運営はおすすめできません。

コンテンツSEOはメリット・デメリットを押さえて正しく行うことが大切

コンテンツSEOの概要から期待できる効果、デメリット、成果を出すためのポイントなどをご紹介しました。

ウェブ上で多くのユーザーにサイトに訪れてもらうためにぜひ実践したいのが、コンテンツSEOです。

一方で、成果が出るまでには時間がかかり、良質なコンテンツを継続して発信していかなければなりません。

コンテンツSEOの正しいやり方を押さえて、自社サイトに訪れたユーザーが商品購入などの次のステップにも進めるよう、一つずつ丁寧に施策を行っていきましょう。

この記事の監修者

東京のWEBマーケティング会社「株式会社ミレニ・エイツ」の代表取締役

新家 靖樹

経営コンサルティング会社を経て、株式会社ミレニ・エイツを設立。SEO対策やMEO対策をはじめ、広告運用やSNSマーケティングなど、業種業態にあったWEBマーケティング施策にて幅広いジャンルの中小企業をご支援。スタートアップ企業をはじめ集客に悩んでいる経営者様のパートナーとして、制作から運用までサポートしており、業種問わず成果を実現。
コンテンツSEOに関してお悩みなどございましたら、お気軽にご相談を。