「SEOキーワードってどうやって選定すれば良い?」
「SEOキーワードを選定する重要性や成果を出すためのコツが知りたい」
「SEOキーワードの選定に役立つツールについて知っておきたい」
ここでは、SEOキーワードに関して上記のような疑問をお持ちの人に選定方法からおすすめツールまでを詳しく解説します。
ツールを活用する他、成果を出すためのコツや注意点、選定後に意識していきたいことなども記載しているので、ぜひ最後までご覧ください。
SEOキーワードを正しく選定して、検索上位に表示されるのを目指しましょう。
Contents
SEOキーワードとは?選定する重要性について
SEOキーワードとは、Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索する語句のことを指しています。
例えば、新宿でランチができるカフェを探しているユーザーは、検索エンジンで「新宿 ランチ カフェ」と調べ情報を得ようとするでしょう。
どのような語句を入れて検索したか、それがSEOキーワードにあたるのです。
SEO対策を行う上で、SEOキーワードを選定することはとても重要です。
キーワード選定をきちんと行っておくと、そのキーワードで検索しているユーザーがどんなニーズを持っているのかを把握することができます。
ここからコンテンツの方向性を決めることができ、ユーザーの検索意図に合った記事を制作していくことができるのです。
ユーザーにとって利便性が高く有益なサイトになれば検索エンジンからの評価も期待できるので、検索結果で上位に表示される確率が高まります。
ユーザーがどのような意図を持ってキーワードを入力し検索しているのかをしっかりリサーチし、満足してもらえるようなコンテンツを完成させるためにSEOキーワードを選定することは大事なのです。
SEOキーワードの選定方法
SEOキーワードの概要や重要性を確認したところで、実際にどのように選定していくのかをみていきましょう。
主に、以下に挙げる流れでSEOキーワードの選定を行っていきます。
- ターゲットを明確にする
- コンテンツのテーマとなるキーワードを決定する
- 関連キーワードを洗い出す
- キーワードをグループ化してまとめる
- 検索ボリュームを調べる
- 競合サイトを分析する
- SEOキーワードを選定する
1 ターゲットを明確にする
SEOキーワードを選定するにあたって、まずターゲットを明確にしておく必要があります。
誰に対してコンテンツを作成するのかを明確にしておかないと、届けたい相手に情報を届けることができずSEOとしての効果が半減してしまう恐れがあります。
ターゲットを明確にするためにぜひ実践したいのが、ペルソナの設定です。
ペルソナとは、ターゲットとするユーザーの中からさらに具体的に個人をイメージして作成した人物像です。
ペルソナを設定しておくと、SEOに取り組むチームで共通のユーザーイメージを持つことができ、見込み顧客が抱えている悩みなどが発見しやすくなります。
SEOキーワードを正しく選定するため、ターゲットを明確にすることから始めましょう。
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2 コンテンツのテーマとなるキーワードを決定する
ペルソナを作ってターゲットが明確になったら、次にコンテンツのテーマとなるキーワードを決めていきます。
コンテンツのテーマとなるキーワードは、以下に挙げる3つの方法で考えることができます。
ターゲットのニーズから決める
ペルソナの設定が完了してターゲットが明らかになっている状態なら、そのニーズをもとにしてキーワードを選定していくと良いです。
ターゲットのニーズにマッチするキーワードを選ぶことができると、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することができます。
その結果、自社の商品などに関心を持ってもらえたり、購入や利用を促すことも可能です。
コンバージョンにつながっているキーワードを参考に決める
投稿しているコンテンツの中ですでにコンバージョンにつながっているものがあれば、その記事のキーワードを参考にして、SEOキーワードを選定していく方法もあります。
ユーザーのニーズに沿うキーワードを選定できているためコンバージョンにつながっているので、そこからさらに深堀りすることで新たなキーワードを発見できる場合があるのです。
自社の商品・サービスから考える
コンテンツの中で紹介したい商品やサービスがすでに決まっているようなら、その商品などに関連したキーワードから考えていくこともできます。
自社の商品を調べる他、競合のコンテンツも参考にするのも良いでしょう。
コンテンツのテーマとなるキーワードは、慎重に選定しなければなりません。
いろいろな角度から、ユーザーのニーズに沿うSEOキーワードを選ぶようにしましょう。
3 関連キーワードを洗い出す
コンテンツのテーマとなるキーワードが決まったら、次にそのテーマと関連性のキーワードを洗い出していきます。
関連性のあるキーワードを見つけるときは、専用のツールを使うと効率よく進められます。
この段階では、できるだけ多くの関連キーワードを洗い出すことが大事です。
ツールを使う他、ユーザーが検索しそうなキーワードを自分なりにリストアップしたり、SNSに投稿されているユーザーの意見を参考にするなどして様々な手段で関連キーワードを見つけていきましょう。
調べた関連キーワードについては、スプレッドシートなどを使ってリストにまとめておくとその後の作業がしやすくなります。
4 キーワードをグループ化してまとめる
関連キーワードの洗い出しが完了したら、そのキーワードをグループ化してまとめていきます。
カテゴリやニーズごとに分類をして、キーワードをグループにしていくのです。
キーワードに関するおすすめ商品、種類などにグループ分けしていくと、どのようなターゲットに向けてコンテンツを制作していけば良いかという方向性が見えてきます。
また、グループを見ることで、1つのコンテンツ内にどのような内容を含めるかも決定していくことができるのでスムーズにコンテンツ制作に取り掛かれるでしょう。
5 検索ボリュームを調べる
キーワードのグループ化ができたら、次に検索ボリュームを調べていきます。
検索ボリュームとは、検索エンジンにおいて特定のキーワードが1ヵ月間でどれだけ検索されているのかという回数の目安のことです。
検索ボリュームが大きいほど、そのキーワードは多くのユーザーに検索されていることになります。
このとき、検索ボリュームが0であるキーワードは除外すること、重複するキーワードがある際はより検索ボリュームの多いキーワードに絞り込むことに注意してください。
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6 競合サイトを分析する
キーワードを精査した後、競合サイトの分析もしっかり行っておきましょう。
SEOキーワードの候補を実際に検索エンジンで調べて、上位に表示される競合サイトを確認していきます。
検索結果の上位に表示されているサイトは、ユーザーの検索意図をきちんと理解しコンテンツに反映していると検索エンジンから評価されているサイトです。
競合サイトのコンテンツにどのようなことが書かれているのかを見て、自身が記事を作成する際に参考にしてみましょう。
7 SEOキーワードを選定する
競合サイトの分析までできたら、いよいよSEOキーワードの選定を行います。
どのSEOキーワードでコンテンツを制作するか決定し、記事の作成に取り掛かりましょう。
すでにコンテンツを制作している場合は、そのコンテンツと関連性が高いキーワードを選んでみると良いです。
内部リンクを設置できるので、ユーザーがサイト内を回遊してくれる可能性が高まります。
SEOキーワードが決まり次第、アウトラインを考えて本格的にコンテンツの制作に入っていきます。
SEOキーワード選定の際に押さえておきたい用語一覧
SEOキーワードを選定していくとき、方法やコツを押さえると同時にその際に登場する用語の意味を理解しておく必要があります。
ここでは、SEOキーワードを決めていく際によく出てくる用語について説明していきます。
検索クエリ | ユーザーが検索するときに入力した語句 |
---|---|
関連キーワード | 検索されたキーワードと関連性が高いキーワード |
流入キーワード | 自社サイトにアクセスする際にユーザーが検索したキーワード |
サジェストキーワード | 検索窓に入力されたキーワードと一緒に検索されているキーワード |
共起語 | 物事を説明するときによく使われる語句 |
検索クエリや関連キーワードなど、それぞれ言葉の意味や違いを理解しておくと、SEO対策をスムーズに進めることができます。
この他にもSEOに関連する用語はたくさんあるので、一つずつ理解を深め、実際の施策に役立てられるようにしていきたいです。
SEOキーワード選定で成果を出すためのコツ
SEOキーワード選定で成果を出すためには、以下に挙げるコツを押さえて実践してみましょう。
- サイト全体でキーワード設計を行う
- キーワードごとにコンテンツの制作目的を決めておく
- サイトの規模に応じてロングテールキーワード戦略を選ぶ
- 順位変動などを調査し改善策を考える
コツ一つずつについて、どのように取り組めば良いのかみていきます。
サイト全体でキーワード設計を行う
SEOキーワードの選定では、サイト全体でキーワード設計を行うようにしましょう。
サイト全体でキーワードの設計を行う際、サイトの目的を達成するために必要なキーワードを一気に洗い出していきます。
一気にキーワードを選定しておくと、内部リンク構造の設計も事前にできるので、選定したSEOキーワードでの上位表示の確率が高まります。
キーワードごとにコンテンツの制作目的を決めておく
キーワードごとにコンテンツの制作目的を決めておくことも、SEO対策で成果を出すためのコツです。
SEOコンテンツといっても、記事によって目的は異なり、役割もそれぞれです。
そのため、キーワードごとに制作目的を決めることが大切なのです。
コンバージョンを獲得したいときは、資料請求などにつながるキーワードを選定すると良いでしょう。
選定するキーワードごとに目的や役割をもたせて、それに沿ってコンテンツの制作を進めていくことがポイントです。
サイトの規模に応じてロングテールキーワード戦略を選ぶ
サイトの規模に応じて、ロングテールキーワード戦略を選ぶこともSEOキーワード選定で成果を出すコツと言えます。
SEOキーワードの選定では、検索ボリュームが大きいキーワードに注目してコンテンツの方向性を決めていきますが、検索ボリュームが大きいキーワードは他の企業も同じように狙っています。
このような中、大手メディアを相手にするとなると検索結果での上位表示は簡単ではありません。
そこで、まだ立ち上げてそれほど期間が経っていないサイトなどの場合は、ロングテールキーワード戦略を選ぶのがおすすめです。
複数の単語を組み合わせたものをロングテールキーワードと言い、検索ボリュームは小さいです。
しかし、検索ボリュームが大きいキーワードに比べると競合が少ないので、上位表示が実現できれば流入数も期待できるようになります。
サイトの規模によっては、ロングテールキーワード戦略も上手に取り入れていってください。
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順位変動などを調査し改善策を考える
SEOキーワードを選定しコンテンツを制作するだけで、上位表示やコンバージョンにおいて成果が出る例はそれほどありません。
選定したキーワードでコンテンツを制作し公開した後は、順位変動やセッション数などを調査し、課題を改善していくことが必要です。
改善ポイントを見極めコンテンツにも反映していくと、選定したSEOキーワードで上位に表示される確率が高まります。
SEOキーワードの選定後に実践したい2つのこと
SEOキーワードを無事に選定できた後は、継続してSEO効果を出すために以下に挙げる2つの点も実践していきましょう。
必要な作業を継続して行うことで、よりしっかりとSEO効果を実感できるようになります。
キーワードの見直しは定期的に行う
SEOキーワードは、一度選定したらそれで終わりではありません。
記事を公開した後、1つの記事に対して複数のキーワードで上位を獲得できたり、設定していたキーワードよりもさらに良いキーワードが出てくることがあるためです。
3ヵ月に1回程度を目安に、定期的にキーワードの見直しを行いましょう。
見直しを行い、キーワードの追加選定もしていくと、よりユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを作成していくことができます。
設定したキーワードやボリューム、検索順位などを分類してまとめておくと、SEOにチームで取り組む場合にも共有・管理しやすいです。
検索順位もこまめに確認する
SEOキーワードの選定後は、検索順位もこまめに確認することが大事です。
便利なツールも数多く登場しているので、活用しながら定期的に検索順位をチェックしておきましょう。
はじめの頃は、週に1回くらいの頻度で検索順位を調べてみてください。
検索順位の動きを見て、コンテンツのリライトや新規記事の作成などを考えていくことができます。
SEO対策で継続して成果を出すために重要なこと
SEO対策で継続して成果を出すためには、キーワードを選定しコンテンツを作成するだけではいけません。
続けて成果を出すため、以下の2点にも注目しましょう。
ユーザーの利便性を追求し続ける
SEO対策を実施して検索結果で上位を獲得するためには、Googleが大切にしているユーザーの利便性を第一に考えるという理念を理解しておく必要があります。
自社の商品やサービスをアピールしたくなりますが、あくまでもユーザーの目線に立ち利便性を追求することが大切なのです。
ユーザーの利便性を追求していくためには、コンテンツのリライトやサイトの継続的な運用などのメンテナンスが欠かせません。
SEOキーワードを選定してコンテンツを制作するのには、時間と労力が伴います。
しかし、ここで終わるのではなく、その先を見据えてSEO対策を続けていくことでより成果を出すことができるのです。
検索結果で1位を目指す
SEO対策では、検索結果で上位ではなく1位を目指すことを目標に取り組んでいきましょう。
1位と2位に表示されているサイトでは、クリック率が大きく異なるという数字も出ているほどです。
3位以降になると、その差はますます大きくなっていきます。
そのため、SEOキーワードを選定してコンテンツを作るからには、1位に表示されることを目標にすることが重要なのです。
SEOキーワードの選定に役立つツールでできること
SEOキーワードを選定する際には、ツールを活用すると効率よく決めていくことができます。
いろいろなツールがあって迷ってしまいますが、ツールにはどのような機能があるのかを確認しておきましょう。
備わっている機能について知り、自社のSEO対策に合うツールを見つけてみてください。
ここでは、多くのツールに搭載されている機能について具体例を挙げていきます。
検索ボリュームの確認
SEOキーワード選定ツールでは、検索ボリュームの確認ができます。
検索ボリュームとは、一定期間に特定のキーワードがどれくらい検索されるかという予想回数を表したものです。
検索数の多いキーワードで高い検索順位が表示された場合、自社サイトに多くのユーザーが訪れる可能性が高いといえます。
サジェストワードや関連キーワードのチェック
サジェストワードや関連キーワードのチェックができるのも、SEOキーワード選定ツールの特徴です。
サジェストワードとは、キーワードを検索窓に入力した後に表示される予測候補のことです。
関連キーワードは、そのキーワードに関連性のある語句のことで、検索結果の下部に一覧となって表示されているものになります。
ツールを利用するとこのようなキーワードについて、簡単に調査することができます。
サジェストワードなどを見るとユーザーのニーズや抱えている悩みなどがわかり、コンテンツ制作にも反映させることができるのです。
競合サイトの分析
競合サイトの分析までしっかり対応してくれるのが、SEOキーワード選定ツールです。
自社でSEO対策を進めていくためには、まず競合サイトの分析を始めることが重要です。
競合サイトを分析していくなかで、自社に適したキーワードが見つかり、コンテンツを作成していくことができます。
検索結果で1位を獲得するためにも、競合サイトの分析を細かく行ってくれるツールを選びましょう。
おすすめキーワードを提案
SEOキーワード選定ツールには、おすすめキーワードを提案してくれるものもあります。
自社サイトにあるコンテンツや指定したキーワードからおすすめキーワードを提案してくれるので、今後どのようなコンテンツを作成していくかのヒントになります。
データをもとに自分たちでキーワードを決めるのは時間と労力がかかる作業ですが、ツールを活用すると負担を軽減できるでしょう。
広告出稿状況のチェック
SEOキーワード選定ツールでは、広告出稿状況の確認ができるものもあります。
広告出稿の有無を確認すると、対象キーワードの競合性を判断することが可能です。
チャンスの大きいキーワードは、多くの企業からリスティング広告が出稿されているため入札単価が高くなります。
SEOにおいては、上位表示が難しい一方、それが実現したときのリターンが大きいキーワードと言えるでしょう。
広告出稿の有無を調べることもSEO対策では重要となるので、ツールを利用して効率よく情報を入手していきたいです。
SEOキーワードの選定に活用できるおすすめツール17選
SEOキーワードを選定する際に活用できるツールには、様々なものが登場しています。
ツールごとに機能や使い方などが異なるので、どれが自社のSEO対策に適しているか考えてみましょう。
ここでは、以下に挙げる17のツールについて特徴をまとめました。
- LeapHand
- Ahrefs
- ミエルカSEO
- キーワードファインダー
- SE Ranking
- パスカル
- Keyword Tool
- Keywordmap
- Ubersuggest
- TACT SEO
- SEARCH WRITE
- ラッコキーワード
- Googleキーワードプランナー
- Googleトレンド
- Googleサーチコンソール
- SEOチェキ!
- Yahoo!知恵袋
LeapHand
SEOキーワードの選定におすすめなのが、LeapHand(リープハンド)です。
コンテンツSEO最適化ツールで、調査や分析、改善提案までを自動で行ってくれます。
SEOキーワードの選び方がわからない、どんなコンテンツを作れば検索上位に表示されるのかわからないなどのお悩みを抱えているときに救世主となってくれるツールです。
オウンドメディアサイトなどでの利用実績もあり、具体的には以下のようなサービスを提供しています。
- SEO対策キーワードの自動抽出、提案
- キーワードごとの想定流入数分析、ランディングページ分析
- キーワードごとに検索上位サイトの比較、分析
- SEO対策状況のスコア分析
- 自社と競合を含めた日々の検索順位チェック
- 上位サイトのコンテンツ調査
- リライト用コンテンツのチェック
- サイト内のコンテンツ一括取得機能
- エラーページ、コピーコンテンツチェック機能
- Googleサーチコンソール、アナリティクスとのデータ連携
SEOに関して様々なノウハウや知識を得られるのが、LeapHandです。
Ahrefs
Ahrefsは、様々な観点から簡単にSEO調査や分析ができるツールです。
被リンクの分析や競合調査にも活用できるようになっています。
また、自社や競合サイトの順位を時間指定して定期的に確認できる、便利な機能も搭載されています。
SEOキーワードの調査もできるので、ぜひ利用してみてください。
初期費用は無料ですが、プランによって月額料金が12,500円~となっています。
ミエルカSEO
コンテンツマーケティングに力を入れたいときに役立つのが、ミエルカSEOです。
競合サイトが獲得しているキーワードを、AIで自動分析できるようになっています。
さらに、SEOに詳しいコンサルタントがアドバイスや運用のサポートをしてくれるので心強いです。
1,700社以上が導入しているSEOツールです。
競合の順位比較や効果検証、ユーザーの行動把握まで網羅できるツールなので、SEO対策に本格的に取り組みたいときに用意しておくと活用できるツールとなっています。
キーワードファインダー
キーワードファインダーというツールは、SEOに強いコンテンツを作るためにキーワード選定をしっかり行ってくれます。
関連キーワードや月間の検索数、順位などを毎日自動で取得してくれるのが特徴です。
競合サイトについては最大7社まで比較・分析ができるようになっているので、SEOキーワードの選定にも役立てることができます。
SE Ranking
SEO対策の際に必要な機能が一通り揃っているのが、SE Rankingです。
競合調査はもちろん、被リンクやキーワード調査、上位表示の難易度、検索ボリュームの把握などに対応しています。
自社が抱えるSEOの課題を自動で分析しグラフにまとめてくれるので、今後の施策についても方針を決めていくことができます。
月額料金は発生するものの、7,000円台~と比較的リーズナブルなのが魅力です。
今では40,000社以上の企業が導入しているツールです。
パスカル
記事の検索順位アップを目的とした機能を多く搭載しているのが、パスカルというツールです。
画面設計がシンプルなので使いやすく、初心者にとっても負担なく利用することができます。
分析して得られた結果はレポートでわかりやすく提示してもらえるので、今後のSEO対策やSEOキーワードの選定時に活用できます。
ただし料金プランがライトでも月額80,000円となっていることに注意してください。
Keyword Tool
有料と無料版があるKeyword Toolは、サジェストワードをリサーチできるツールです。
サジェストワードに関しては、750以上抽出可能なので、よりニッチなキーワードも見つけ出すことができます。
ユーザーの検索意図を深掘りしたいときに、活用できるツールです。
Google以外のYouTubeやAmazon、Instagramなどにおけるサジェストワードも取得できるようになっています。
Keywordmap
有料となるKeywordmapでは、以下に挙げる内容について調査することができます。
- 関連キーワード
- 共起語
- サジェストワード
- 検索ボリューム
- 流入キーワード
いろいろな機能が搭載されているので、SEOキーワードを選定する際にはこれ1つで幅広くリサーチすることができます。
Ubersuggest
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、サジェストワードや検索ボリューム、流入キーワードが調べられるSEO分析ツールです。
検索ボリュームまで調査できるので、対策するキーワードの優先順位を決めるときに役立てることができます。
無料版と有料版とがあるので、利用する回数や頻度に応じてどのような利用方法が良いか考えてみてください。
TACT SEO
初期費用と月額料金はそれなりにかかってきますが、TACT SEOではコンテンツ作成に必要なSEOキーワードをしっかりと選定してくれます。
ChatGPTとも連携しており、SEOに適したコンテンツの作成をサポートしてくれるのが魅力です。
より効率よくSEOコンテンツを作成していくことができます。
その他、自社サイトと競合サイトを徹底的に比較し、調査できる機能が備わっています。
効果測定やモニタリング機能も搭載されているので、SEO対策に力を入れていきたいときに活用できるツールです。
SEARCH WRITE
SEARCH WRITEは、SEO対策やコンテンツ制作に関する幅広い機能を備えたツールです。
上位競合サイトのコンテンツ要素を比較できる機能があるので、検索エンジンに評価されているコンテンツの内容をチェックしながら自サイトのコンテンツにも活かしていくことができます。
取り組んだSEO対策の成果を管理・分析できるタスク管理機能もあるため、使いこなすことでよりしっかりとSEO対策に取り組むことができるでしょう。
ラッコキーワード
無料と有料プランがあるラッコキーワードでは、関連キーワード・検索ボリューム・共起語を調査することができます。
一気に大量のキーワードを取得できるので、キーワードの洗い出しを効率良く行うことができます。
無料版については機能や利用回数に制限があるので、利用頻度などから無料または有料どちらにするか考えてみましょう。
有料版では、プランに応じて機能の拡張や利用回数の上限を増やすことなどができます。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Googleが提供する無料ツールです。
Googleの広告アカウントを持っていれば利用することができます。
関連キーワードや検索ボリュームを調べることができ、キーワードを入力するだけで簡単に把握できるのが特徴です。
Googleで広告を出稿していない場合はおおよその数でしか検索ボリュームを表示することができないので、細かい数値を確認したいときは別のツールと併用するのがおすすめです。
Googleトレンド
Googleが無料で提供するGoogleトレンドも、SEOキーワードの選定に活用できるツールです。
特定のキーワードを入力すると検索ボリュームの推移が調べられるようになっており、期間を区切って調査できるのが特徴です。
例えば、季節によって影響を受けるキーワードでコンテンツを制作するようなときには、検索ニーズがいつから増えてくるかを把握できるので、そのタイミングに合わせてコンテンツを投稿するとSEO効果が期待できます。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleが提供している無料ツールです。
ユーザーの検索意図を把握する際に役立つ検索クエリを調査できたり、公開したコンテンツの状況を確認することもできます。
クリック率や掲載順位、期間を比較しての調査などもできるので、SEO対策の際に役立つツールです。
無料で手軽に利用できるのも利点と言えます。
SEOチェキ!
SEOチェキ!では、競合サイトの対策キーワードを手軽に調べることができます。
無料で利用できるツールなので、気になったときにすぐ使えるのが魅力です。
ホーム画面に競合サイトのURLを貼り付けると、そのサイト内で使われているキーワードを知ることができます。
出現頻度の高い順にリストアップされたものが表示されるので、競合サイトの分析を行うときに役立てることができます。
Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋も、SEOキーワードの選定に役立つツールとなっています。
特定のキーワードに関して、ユーザーがどのような悩みを抱えているかを調べることができるのです。
Yahoo!知恵袋を開いて検索キーワードを入力し検索してみると、ユーザーのニーズを発見することができます。
ユーザーが抱える悩みやニーズをヒントにすると、SEOキーワードをしっかり選定していくことができるでしょう。
SEOキーワードを選定するときの注意点
SEOキーワードを選定する重要性や具体的な方法、おすすめツールなどまとめましたが、以下に挙げる注意点もよく理解した上で適切にSEOキーワードを選んでいくようにしましょう。
- サイトの状況に応じてキーワードを選定する
- カニバリゼーションに気を付ける
- キーワードのボリュームだけで選ばない
- 対策キーワードを詰め込みすぎない
サイトの状況に応じてキーワードを選定する
SEOキーワードを選定する際には、必ず事前に自社サイトの状況をよく確認しておきましょう。
自社サイトの状況を把握し、それに沿ってSEOキーワードを選定していくことが必要です。
自社サイトの状況については、大きく以下の4つに分けることができます。
ローンチ初期 | 公開されたばかりのサイトで、5記事程度しか投稿されていない |
---|---|
運用段階 | 新規コンテンツを作成しつつ、ピラーコンテンツを中心にリライトを行っている段階 |
守り段階 | コンテンツの質に伸びしろがなくなり、被リンク獲得や新たなコンテンツを作成している段階 |
アルゴリズム変動期 | Googleコアアップデートによる影響で、順位が不安定なとき |
まずは自社がどの段階にあるのかを考え、SEOキーワードを決めていく方針も変えるのがポイントです。
それぞれの段階においてどのようにキーワードの対策を行えば良いのか、以下をご覧ください。
ローンチ初期 | 様々なペルソナのキーワードを5つほど選定し、コンテンツを作成する |
---|---|
運用段階 | 多くコンバージョンが取れるキーワードを選ぶ |
守り段階 | 競合メディアが狙っていないキーワードを探して、コンテンツ作りに取り組む |
アルゴリズム変動期 | 記事の執筆はせず、アルゴリズムの傾向を分析することに注力する |
カニバリゼーションに気を付ける
SEOキーワードを選定していくにあたって、カニバリゼーションにも気を付けましょう。
カニバリゼーションとは、自社サイト内の複数ページが同じキーワードの検索画面上に表示されるという状態です。
カニバリゼーションが発生するとSEO評価が分散されたり、コンバージョンの機会を失ってしまうなどのデメリットがあります。
そこで、以下のように対応してカニバリゼーションを避けるようにしましょう。
- 検索画面上で同じ記事が表示されているとき・・・同じ記事で各キーワードの流入を狙う
- 検索画面上で全く異なる記事が表示されているとき・・・別々の記事で各キーワードの流入を狙う
カニバリゼーションの発生には注意しなければなりませんが、1つのキーワードに対して複数の記事でカニバリゼーションが起きていたり、片方の記事から十分な流入が確保できているような場合は解消しない方が良いでしょう。
キーワードのボリュームだけで選ばない
SEOキーワードを選定する際、キーワードのボリュームだけに注目して決定するのはやめましょう。
キーワードのボリュームも確かに重要なポイントですが、コンバージョンの可能性が高いかにも注視することが大事です。
サイトのアクセス数が伸びても、コンバージョンにつながらない状況では企業にとっては成果が出たとは言えません。
検索ボリュームが少ない場合でも、資料請求などにつながるキーワードも存在します。
ユーザーの購買意欲についてもよく考えながら、SEOキーワードを選定していくようにしましょう。
合わせて、キーワードの検索画面上にある競合サイトのドメインパワーの強さも調べておくと良いです。
キーボードの選定では、検索ボリュームだけでなく様々な観点にも注意しながら行っていくことが求められます。
対策キーワードを詰め込みすぎない
選定したSEOキーワードをコンテンツの中に盛り込むときは、むやみに詰め込みすぎないようにしましょう。
キーワードを多く含めれば、上位に表示されるというものではありません。
むしろ、対策キーワードの詰め込みすぎは検索エンジンからペナルティを課される恐れがあります。
ユーザーにとっても、不自然な形でキーワードが入っているコンテンツは読みにくくなります。
読みづらさを感じて、サイトから離脱してしまうこともあるでしょう。
これではせっかくSEOキーワードを選定した意味がないので、対策キーワードの詰め込みすぎには注意してください。
キーワードの管理を行い計画的にコンテンツ制作に取り組む
SEO対策は、継続して取り組むことで徐々に成果が現れてくるものです。
そのため、選定したキーワードについても長期間管理しなければなりません。
この管理を怠ると、すでに制作したキーワードで再び記事を作ってしまったり、逆に対策すべきキーワードに漏れが出てくることがあります。
選定したキーワードを管理するためには、キーワード名と合わせて以下の情報も一緒に記載しておくと良いです。
- 検索ボリューム
- コンテンツを制作した担当者
- 制作した記事のURL
- 制作した記事の公開日
継続的にSEOキーワードの選定や見直しを行う
SEOキーワードは、一度選定したら終わりではありません。
継続的に選定や見直しを続けていく必要があります。
選定したキーワードをもとにコンテンツの制作を行っていると、徐々にストックしていたキーワードが減っていきます。
コンスタントにコンテンツを公開していくためにも、キーワード切れが起こらないようにしないといけません。
また、ストックしておいたキーワードの中には検索需要の変化によりコンテンツを制作する必要がなくなるようなものも出てきます。
様々なケースを想定し、SEOキーワードの選定や見直しは継続して行いましょう。
SEOキーワードはツールを活用して正しく選定しよう!
SEOキーワードの重要性から選定方法、おすすめツール、注意点などを説明しました。
自社サイトでSEOに取り組み成果を出していくためには、SEOキーワードを慎重に選定しなければなりません。
正しくSEOキーワードを選ぶことができたら、そのキーワードで作成したコンテンツは検索結果に表示される確率が高まります。
SEOキーワードを選ぶ方法に迷ったら、基本的な流れを押さえつつ便利なツールも活用していきましょう。