Googleがコアアップデートを【2023年10月】にリリース。影響を受けたサイトと今後の対策について

MENU

Googleがコアアップデートを【2023年10月】にリリース。影響を受けたサイトと今後の対策について

Googleコアアップデート

「最新で実施されたGoogleコアアップデートにより何が起きたの?」

「アップデートで影響を受けたサイトとその対策法について知りたい」

「そもそもコアアップデートって何?」

この記事では上記のようなお悩みを解決できるよう、Googleが実施しているコアアップデートについて詳しく解説します。

サイトを運営している、またはSEO対策に取り組んでいる人は、コアアップデートについて理解を深めておきましょう。

コアアップデートとは?

コアアルゴリズムアップデートとは

コアアップデートとは「コアアルゴリズムアップデート」の略称で、Google検索エンジンの検索アルゴリズムに大規模かつ重要な変更を加えることをいいます。

コアアップデートが行われることで検索順位を決める際のルールを大幅に更新・実施されることで順位が大きく変動する可能性があります。

参照:Google 検索のコア アップデートとウェブサイト

アルゴリズムアップデートとコアアルゴリズムアップデートの違い

Googleは、ユーザーにとってより有益な情報を届けられるよう、日々小さなアップデートは実施しています。

そのなかでもコアアップデートは、検索アルゴリズムのシステムのコアとなるルールを大きく変更することなのです

検索順位に影響がある大規模なアップデートの頻度は、年に2~4回ほどです。

アルゴリズムアップデートは事前の告知はありませんが、コアアルゴリズムアップデートに関しては事前に告知されるようになっています。

2023年10月6日からのコアアップデートの概要

コアアップデートの概要

年に2~4回の目安で実施されているGoogleのコアアップデートですが、直近では2023年10月6日から実施されています。

およそ2週間ほどの期間を経てコアアップデートが行われました。

2023年で見ると、8月下旬から9月の初めにコアアップデートが実施された後、10月6日からも行なわれたという形です。

ランキングの一般的な改善を図るために実施され、多くのサイトにおいてはアップデートによる順位変動はないとされています。

スパムとの関係もないと言われており、9月に実施されたヘルプフルコンテンツアップデートの影響によるものとGoogleは述べています。

ヘルプフルコンテンツアップデートの際に良いコンテンツを発見する仕組みが改善された関係で、その後10月のコアアルゴリズムアップデートにおいて全体調整をしていくというGoogleの意図が汲み取れます。

Googleがコアアルゴリズムアップデートを行う理由

Googleが掲げるユーザーファースト

Googleは日々様々なアップデートを実施していますが、コアアルゴリズムアップデートに関してはなぜ実施する必要があるのでしょうか?

ユーザーファースト

年に数回行われているコアアルゴリズムアップデートですが、Googleはユーザーのことを第一に考えて更新を行っています。

Googleは世界中の情報を整理し、世界中の人が快適にアクセス・使用できるようにすることが使命だと考えています。

そのためユーザーが安全かつ快適に検索エンジンを利用でき、ユーザーが信頼できる情報を得られるように改善を図ることがコアアルゴリズムアップデートを行なう理由なのです。

ここからコアアップデートの目的は、有用かつ信頼できる情報を検索ユーザーに提供するというGoogleの使命を果たすために行われているのです。

環境変化や新技術への対応のため

ユーザーファーストの考え方に加えて、インターネット環境の変化への対応や新たな技術に対応するといった目的もあります。

Googleは、ユーザーが快適に検索エンジンを利用できるようにするため、品質の維持や改善のためにコアアルゴリズムアップデートを実施しているのです。

アップデートの影響

2023年10月にリリースされたGoogleのコアアップデートですが、実施されることでどのような影響が出たのかが気になるところです。

検索結果の変動の仕方によっては、SEOにも影響が及ぶ可能性があります。

その影響の一つとして挙げられるのが、サイトの順位変動です。

順位変動の傾向

アップデート前後でサイトの順位が大きく変わってしまうことも想定され、具体的には以下のような影響を受けることがあります。

  • 検索クエリの順位が大幅に上昇または下落する
  • 特定のジャンルにおいて上位表示が困難になる
  • 検索順位が大幅に入れ替わる

これまでサイトが維持していた順位が一瞬にして圏外になってしまったというケースも起こり得ます。

Googleのコアアップデートでは、検索順位が大きく変わってしまうリスクがあることを理解しておきましょう。

影響を受けたサイトの特長

コアアップデートの影響受けたジャンル

2023年10月6日のコアアップデートでは、影響を受けたサイトに特徴があります。

以下のようなサイトが影響を受けているため、現状を押さえつつ自サイトと比較してみましょう。

YMYL系(金融、医療、法律など)のサイト

YMYL系と呼ばれる、いわゆる金融や医療、法律といったジャンルのキーワードにおいて、順位の変動が大きいです。

コアアップデート以降、医師や研究者などの専門家による監修が順位に直結しているような印象があります。

住宅、引越し、暮らし・結婚・恋愛などのサイト

YMYL系サイトに加え、住宅や引っ越し、暮らし、結婚など私たちの日常生活にまつわるジャンルのサイトにおいても、順位が大きく変動しています。

新規サイトや更新頻度の低いサイト

作られてから日が浅いサイトや更新頻度の低いサイト、個人ブログなどにおいても、コアアップデートにより順位の影響を受けています。

全体的に順位が下がってしまったサイトが多くなっているのです。

2023年のうち10月以前に行なわれたコアアップデートについて

最新で行なわれたコアアップデートが10月になりますが、それ以前にGoogleは何度かコアアップデートを実施しています。

10月までに行われたコアアップデートに関して、詳細を確認しておきましょう。

2023年8月23日からのコアアップデート

10月よりも前に、8月にコアアップデートの事前告知がありました。

その後、16日後の9月8日にコアアップデートが完了し、様々なキーワードジャンルの順位変動が大きくなりました。

なかでも大きな影響を受けたのが、住宅や暮らし、結婚などといったジャンルです。

同時に、YMYL系である健康や医学、金融、法律などのジャンルも大幅な順位の変動がみられました。

2023年3月15日からのコアアップデート

2023年については、10月と8月の前に3月にもコアアップデートが実施されています。

3月15日からリリースされ、その後3月28日にコアアップデートが完了しました。

このとき大きな影響を受けたとされるのが、YMYL系のジャンルです。

その他、BtoBや美容、ファッション、暮らし、恋愛といったジャンルにおいても、キーワードの順位変動が大きくなりました。

アップデートが実施されると、影響を受けたジャンルのサイトはやはり順位が大きく変わる可能性が高いといえます。

過去の代表的なアルゴリズムアップデート

パンダアップデートイメージ

Googleは、過去に様々なアルゴリズムアップデートを実施してきました。

いくつか代表的なアップデートを挙げると、パンダアップデートやペンギンアップデートがあります。

それぞれの特徴や導入された時期などについて、以下で見ていきましょう。

パンダアップデート

パンダアップデートは、低品質なサイトのランキングを下げて高品質なサイトのランキングを上げるために行なわれたGoogleのアルゴリズムアップデートです。

Google検索の品質とユーザーの利便性を高めるために、2012年7月に実施されました。

パンダアップデートが実施される2011年以前、インターネット上では自動生成によって作成されたコンテンツなどが大量に存在していました。

ここからGoogle検索の品質とユーザーの利便性が低下したことにより、パンダアップデートが導入されたのです。

これまでに、パンダアップデートは計26回(※2023年11月現在)行なわれています。

ペンギンアップデート

パンダアップデートとは別に、ペンギンアップデートも行なわれました。

ペンギンアップデートもパンダアップデートと同じ時期に実施され、数回の更新を行ないながら2016年を最後にコアランキングアルゴリズムに統合されました。

ペンギンアップデートは、Googleの品質ガイドラインに違反したブラックハットSEOを用いたサイトの評価を下げるためのものです。

ブラックハットSEOとは、自作自演で外部サイトからのリンクを増やしたり、評価を集めて上位表示を狙うなどの手法です。

主にリンクの質について注目し、低品質なリンクを受けているサイトの順位を下げることが目的で実施されました。

コアアップデートの対策方法とは

コアアップデートの対策を考える

Googleのコアアップデートにより順位が大きく変動する恐れがあり、実際にいくつかのジャンルにおいて変動が起きています。

では、コアアップデートが実施された際に順位変動の影響をできるだけ受けないようにするためには、どのような対策を行なえば良いのでしょうか?

SEO対策を行なう上でも、コアアップデートへの対処法は知っておく必要があります。

ここでは、コアアップデートへの対策方法について見ていきます。

コンテンツSEOの強化

コアアップデートによる影響に左右されないようにするためには、サイトのコンテンツSEO強化を意識していきましょう。

コアアップデートは、ユーザーが求める信頼性の高い情報を届けるために実施されています。

ここで重要となるのが、ユーザーがなぜこのキーワードで検索したのか、何について知りたいのかという検索意図を理解することです。

検索意図を把握した上でユーザーが求めている情報をわかりやすく提供できれば、コンテンツSEOの強化につながります。

キーワードの選定やライティングに力を入れて、ユーザーのニーズに応えられるようにする必要があるのです。

E-E-A-Tの向上

コアアップデートによる影響を最小限に抑えられるよう、E-E-A-Tの向上も図っていきましょう。

E-E-A-Tとは、

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trust(信頼性)

という4つの言葉の頭文字を取ったものです。

Googleの検索品質ガイドラインにて定義されているサイトの評価基準となります。

Googleは、ユーザーファーストの考えのもと、信頼性の高いサイトを届けられるようコアアップデートを実施しています。

ここから、E-E-A-Tを満たすサイトはGoogleからも高く評価される可能性が高いのです。

自サイトのSEO対策を実施する際には、E-E-A-Tにも注目して高品質な記事をユーザーに提供していきましょう。

ユーザーエクスペリエンスの改善

ユーザーエクスペリエンスとは、ユーザーが検索エンジンを利用することで得られる体験という意味を指します。

E-E-A-Tを高めると同時にユーザーエクスペリエンスも意識していくと、ユーザーにとって有益かつ快適に利用できるサイトとなるのです。

ユーザーエクスペリエンスを高めるためには、以下の点に注目してサイトづくりを心がけることが大切です。

  • ページの読み込み速度が速い
  • 文字入力やスクロールがしやすい
  • セキュリティ面において安全に利用できる
  • スマートフォンでも見やすいデザインになっている

最新の情報を収集する

コアアップデートは、事前に予告された上で実施されます。

常に最新情報を集めることを意識していれば、アップデートに備えて対策ができるというわけです。

最新情報を確認する際には、Googleの公式Twitterをチェックしておくと良いでしょう。

常に最新の情報に触れていれば、コアアップデートへの備えとなり自サイトが受ける影響も少なくて済むでしょう。

Googleコアアップデートの情報をこまめに確認して自サイトへの対策を始めていこう

googleの最新情報をチェックする女性

Googleは、ユーザーの利便性を第一に考え、様々なアップデートを実施してきました。

最近行われたGoogleコアアップデートでは、Google検索エンジンの検索アルゴリズムに大きな変更が加えられ、サイトを運営している人にとっては順位の変動に影響してくると言われています。

コアアップデートへの対策法としては、コンテンツの質を高めることが何よりも大事です。

ユーザーにとって有益な情報を提供することを心がけていくと同時に、コアアップデートにより影響を受けやすいジャンルにも注目しておきましょう。

Googleから発信されるアップデートに関する情報をこまめにチェックし、Googleとユーザーに高く評価されるようなサイト作りを目指してください。

この記事の監修者

東京のWEBマーケティング会社「株式会社ミレニ・エイツ」の代表取締役

新家 靖樹

経営コンサルティング会社を経て、株式会社ミレニ・エイツを設立。SEO対策やMEO対策をはじめ、広告運用やSNSマーケティングなど、業種業態にあったWEBマーケティング施策にて幅広いジャンルの中小企業をご支援。スタートアップ企業をはじめ集客に悩んでいる経営者様のパートナーとして、制作から運用までサポートしており、業種問わず成果を実現。
今後のコアアップデートの対策をしたいなら、お気軽にご相談を。

POPULAR ARTICLES

SEO対策の人気ランキング